注目の日銀会合結果を受けて、上げ下げ戻しの後場となった。
当初は金融緩和の継続と2%明記を好感しての上げだったが、予想通りという見方が材料出尽くし感や利確売りを喚起したようで反落となったが、対象銘柄を変えての買い直しが入ったようだ。
為替も同じように上下して、株価の動きを誘ったようだが、結局ドル89円、ユーロ119円近くで、後場を終えた。しかし、その後も円は買われてドル88円台ユーロ118円台まで高くなって、今夜のニューヨーク市場のダウ上げにつながっていくような感じとなっている。
picsは、前場からの低い水準に戻っていて、明日からの相場変動に備えている感じとなっている。当然、リアルでの売買はない。
その他
テレビの話題がアルジェリアの人質事件の悲報から、日銀の発表内容に変わり、深夜のニュースは日銀決定の解説やら今後の方向に関するものに深化している。例によって、一連のニュースについては民放は週刊誌的な扱いが多く、NHKは新聞的な扱いが感じられる。速報性ではネットに敵わないので、ニュースの内容の深化や読み方考え方に関する情報提供を充実しようとしているようだ。
さて、明日の憶測だが、タイトルのように今日の結果は、円高振れでも株価の急落はなかったことになるので、明日の上げを期待する買い方が多かったと思われる。
しかし、いつものことだが、株価の好調を材料として円が買われる傾向が続くことで、更なる円高に進んでいる。いつかのように、介入で円を売るべき時になっているかも知れない。・・・が、その動きは感じられない。日銀の会合結果発表で世界の景気が回復するきっかけとなるかも知れないという考え方があるからではないか。
とすると、明日は更なる円高振れに対応する株価の下げが生じることが考えられ、寄り付きでのかなりの売買が生ずる可能性が高い。で、終値は売買一巡後の上げに転ずることができれば小幅上げとなるだろうが、以上の考察からすると、今夜の為替レートが円高一服になればNK上げ、そうでなければ・・・。
個人的願望は小幅でも良いので上げて欲しいと思う。そうなれば、今回のハイリスクな決定会合結果が無駄にならないからだ。