死去した元横綱大鵬の納谷幸喜氏
大相撲で史上最多32回の優勝を記録し、1960年代の高度経済成長期のヒーローとして「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語も生まれた元横綱大鵬の納谷幸喜さんが19日午後3時15分、心室頻拍のため東京都内の病院で死去した。72歳。北海道出身。自宅は東京都江東区清澄2の8の5。葬儀・告別式の日取りなどは未定。
サハリンで生まれ、戦後北海道に引き揚げた。56年秋場所で初土俵を踏み、60年初場所新入幕。同年九州場所で初優勝し、場所後に大関となった。61年秋場所後、史上最年少(当時)の21歳3カ月でライバル柏戸とともに横綱昇進し「柏鵬時代」を築いた。