寄り付きが前々日終値、その後も続落で4日前の水準に。
値幅は200円で、大陰線、-278.6円。2回目の大陰線による5日移動線の切り下げ。前回は12月21日で、その後反騰し、円安進行のきっかけとなった。そういえば、安部ノミクスへの期待感が形になったともいえそう。
今回の下げは、円安の行き過ぎ警戒感が原因かも知れない。某大臣が円安で輸入価格高騰を懸念する発言があったから、という責任転化論があるようだが、以前から懸念されていたことなので、想定内とも言えるわけだ。が、トレンドとはそういうものなので、それがいつ形になるか注目していただけ。
で、円レートだが、ドル88円台ユーロ117円前後まで、円高振れとなっている。こちらも、憶測水準ドル90円ユーロ108円からみると、ドル安円高と見られそう。
ユーロ圏の某氏がユーロ高懸念を表明し、日本でも円安容認表明が有り、円高傾向への対策戦が続く様相となっている。
picsは当然下げが目立つが、リアルでは昨日に続いて今日も1銘柄買い終了している。例によって代わりの銘柄選びに着手しているが、NK11000円が遠のいている現在では上値の重さを感じるものが多い。
その他
またも、日本人(ガスプラント職員)の海外での拉致が発生。3名のようだが、今後人質として何らかの要求がされそう。
ボーイング社に日本が協力して作った787型機の相次ぐトラブルが続いている。人為的なミスから、電気系統を中心とした不具合まで症状は多様で、同型機を運用中止して総点検に入ったようだ。(素材としての東レや機械系統の三菱重工などには不具合はないと憶測するが、連想で株価が上げ渋るかも知れない)
関東以北の寒気による被害は峠を越えたようだが、これから北陸などの大雪が懸念される。物流関係はコストアップが心配だ。
明日の憶測
チャート的には難しい局面と言えそう。シナリオ1は押し目買いで11000円を目指す、シナリオ2は保ち合いに入り日柄調整となる、の2つ。円レートがドル89円を目指すか、ユーロが118円を目指すならシナリオ1、ドル88円前半に留まり、ユーロ117円に留まればシナリオ2、というところ。
その他の材料はアメリカの決算状況でのダウの上下や、経済指標などの変化も関係しそうだが、NKに直接影響するのは円レートという状況はまだ続いていそう。
というわけで、個人的な憶測は今週はシナリオ2に落ち着く、というところか。
来週は、上げるにはラストチャンスと憶測し、その時に備える動きが求められそうだが、円高に戻る気配が残るとそのチャンスは消えるので、結局今週は様子見や利確売りスタンスのままとなりそう。
とはいうものの、上値余地が大きいものや、出遅れ感がはっきりしている銘柄があれば、買いのチャンスかも知れない。(ハイリスクローリターンを考慮しながら・・・)