9日のNY市場は、ユーロ圏経済への懸念からユーロ安・ドル高となったため、ドル建ての金は割り高感から売られた。また、依然米国の量的緩和早期終了観測を背景に上値は重く、前日比6.7ドル安の1655.5ドルで終了。10日に開催される欧州中央銀行(ECB)理事会を前にして、結果の見極めを優先し慎重な状態である。ただ、下値はインドや中国などの現物需要に支えられ比較的底堅い。しかし、目先は方向感が出にくい展開が予想される。
本日夜間取引時間は、ECB定例理事会が予定され金融政策は「現状維持」との見方が多いが、最近のドイツの景気指標が弱いため緩和観測も台頭しやすい。政策金利の発表(21:45)・ECB記者会見(22:30)・米新規失業保険申請件数(22:30)と合わせ、その結果次第で大きく動意づく可能性があるため十分な注意が必要である。
夜間取引レンジ 4,698円~4,776円
中川
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