
オーストラリア南東部タスマニア島で、猛暑による火災から桟橋下に避難する家族
9日のロイター通信によると、記録的な猛暑に見舞われている南半球のオーストラリアは、8日までの各地の最高気温の平均が7日連続で39度以上となり、これまでの記録を約40年ぶりに更新した。乾燥した気候と強風も加わり国内各地で大規模な山火事が発生し、避難を余儀なくされる住民が相次いでいる。
9日は気温が比較的下がったが、近く再び急上昇するとみられており、地元当局が警戒を強めている。
南東部のタスマニア島では100軒以上の建物が全焼するなどし、炎が迫った地域では、海上から船による避難を強いられた。