雅楽の新春演奏会が5日、福山市西町の広島県立歴史博物館であった。同市新市町の吉備津神社の氏子たちでつくる宮内雅楽同好会が6曲を披露。約200人が楽しんだ。
烏帽子(えぼし)や楽服姿の11人が結婚式で奏でられる「越天楽」などを演奏。最後は「ふるさと」を観客と合唱した。その後は観客が楽器の演奏を体験した。
同好会は、広本忠彦会長(80)が中心となって1994年に結成。演奏会は、ひろしま文化振興財団福山分室と同博物館が雅楽に親しんでもらおうと初めて企画。同市木之庄町、無職三橋準さん(78)は「独特のリズムに、ゆったりした気分になれた」と話していた。
