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08.04.02 4月の相場はいかに?
昨日から、暫定税率期限切れでガソリンスタンドの話題ばかり。うちの近所のスタンドは@119円/Lでした。一方、相場は、アメリカの大幅高を受け、ドル円も一時102円をつけ、自動車・電機などの輸出関連銘柄はじめ全面高でしたね。トヨタが富士重工への出資比率上げるとか、この夏、インドのタタが東証上場とか、一日遅れのエイプリルフールかと思うほど、話題も豊富。売り方の買戻しもあって、日経平均も13000円台回復。やはり、外国人の買い越しが多い日は勢いが違いますね。本格的な上昇か?と思いきや、名実共に4月相場スタートです。個人的に、前年4月の取引実績確認したところ、三洋電機、神戸製鋼で大きく勝ち越してましたが、この4月はどうでしょう?日経夕刊の記事です。
『新年度入りで新規資金流入期待も懸念材料多く下値模索へ』
(2008年4月2日 日経夕刊 「あすの勘どころ」より)
株式相場が名実ともに新年度入りした。当面は下値模索の展開を予想する声が多い。上旬には米国で重要な経済統計が公表され、月末にかけては内外の企業が決算を発表する。投資環境が不安定なうえ景気動向にも不透明感が強いだけに、市場の想定を超えた悲観的な内容となれば金融システム不安が再燃する恐れもある。
2007年までの10年間で見ると、4月の日経平均株価の騰落は5勝5敗。平均騰落率は0.7%の下落と、12ヶ月中で8番目となる。
需給面では、新年度入りにより国内機関投資家からの新規資金が流入することへの期待感が強い。しかし、年金を運用する信託銀行は07年まで5年連続で4月は売り越し。企業年金の中には日本株の保有比率を見直す基金も出てきた。
昨年までの買い主体だった外国人は、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題により投資余力が低下した。07年11月以降は日本株の売りを継続してきた。「4月は買い手不在が鮮明となり需給面では厳しい局面に入る」(野村證券の藤田貴一ストラジスト)。
需給面に不安を抱えながら重要イベントを迎える。
まずは今週末に3月の米国雇用統計が発表になる。市場は非農業部門雇用者数が前月比で減ると見ている。
米シティグループが現地時間の18日に1-3月期業績を開示し、その後も欧米の大手金融機関が相次いで業績を発表する。「注目点はサブプライム関連の損失額。市場予想を上回るようであれば金融システム不安が再燃する」(生保系運用会社)と警戒感が強い。
国内では下旬から主要企業が08年3月期決算を発表する。直近までの株式相場下落で今期の減益は織り込まれたというが、「減益見通しとなった銘柄には改めて失望売りが出る」(プラウド投資顧問の井上哲男社長)との指摘もある。
売り材料が重なると下値模索の展開となりそうだ。「一時的には日経平均が11000円を割り込む」(三菱UFJ投信)との見方が多い。
(証券部 岩切清司)
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