安倍氏露へ接近、北方領土返還と経済活発化か。森元総理も動く。

冬山さん
冬山さん
これほどまでに安倍総理の動きがスピーディーだとは驚きました。
この急激な日露接近姿勢は衝撃です。まだロシア株への資金移動は不完全なので出遅れました。
(為替がまず円安だとわかってたんだからもっと急げばよかった!)

2013年はやいうちに森元総理が特使として訪露、安倍総理も来年中に訪露し条約を結ぶ考えとのこと。

しかも内閣官房参与の谷内正太郎氏は北方四島の面積等分返還論(つまり3.5島分となる)の提唱者です。彼をそこに据えたというのも安倍総理の意思表示そのものでしょう。

4島返還を建前にしつつも、まずは3.5島返還による至急の妥決を図るつもりでしょうか。まずは経済と日米関係とおもっていましたが、早くも北方領土も取り戻すつもりのようですね。

ロシアとの関係強化は経済交流の活発化に間違いなく繋がりますから、経済・日米関係に加えて北方領土復帰といった実績を掲げて参院選に臨むのでしょうスゴイ戦略です!


それにしても森元総理のパイプはすごいですね。
森元総理の父はシベリア抑留を受けるも、日本復員後、日ソ友好に務め、没後遺骨をイルクーツクに分骨、最近亡くなった母もイルクーツクに分骨されています。
しかも安倍総理が政治家になったばかりのころは、森元総理が先輩として指導に当たったといいます。この二人が対ロ政策を進めるというのは相当の意気込みでしょう。

個人的にはほぼ同郷といえなくもない(本人は東京生まれだが家は元々久留米)鳩山邦夫氏の動向も気になるところ。それと鈴木宗雄氏も。

それにしても、かねてからプーチン大統領はお土産付きで日露急接近を考えている素振りがありましたが、まさに死に体の野田総理とは健康を理由に会談を先延ばしにしてお土産渡さず、自民政権の再誕を狙っていたようですね。
日露急接近の動きは、日産やマツダといった自動車産業のロシア進出はもちろん、日本に目立った影響が起こるとすれば主としてLNGなどの資源貿易でしょう。
先月11月の原子力砕氷船の先導による北極海航路での初のLNGタンカー船商業航海で日本にLNG船がやってきましたが、パイプラインやLNG船など様々の手段でロシアから化石燃料が来そうですね。

パイプラインの案がどれほど現実的かはわかりませんが、ロシアの三大石油関連企業のほか、チタン関連のVSMPO AVISMAあたりを注目しています。


それと余談ですが、中身は全く伴わなくとも、思惑狙いでそのうちサハダイヤモンドが動くかもしれませんね。(ロシア・インドネシア事業好調の蛇の目はすでに動いてますね。まあ蛇の目は輸出だから中身ありますが、サハダイヤは円安はまずいでしょうけど)


森元総理についてVoRの記事です
http://japanese.ruvr.ru/2010/08/19/16458621.html
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