伝統の「若水くみ」用竹水筒 

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伝統の「若水くみ」用竹水筒 100本製作、源流で配布 「I LOVE遠賀川実行委」が元旦に



竹筒をつくるI LOVE遠賀川in嘉穂実行委員会のメンバー

 遠賀川源流点(嘉麻市桑野)で元旦に清らかな水をくむ「若水くみ」に使う竹水筒作りが29日、同市宮吉であった。住民グループ「I LOVE 遠賀川in嘉穂実行委員会」のメンバーや地元住民など15人が100本を製作。実行委事務局の松岡朝生さん(60)は「源流の水を味わって、水の大切さを感じてほしい」と話している。

 実行委によると、若水くみは旧嘉穂町の伝統行事。一年の健康や五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願って遠賀川の水をくみ、お茶を入れたりご飯を炊いたりする。環境保全意識を高める目的で20年前から水筒を作り、源流点で無料配布している。

 この日は近くの山林で約20本の竹を伐採。竹の節に合わせて長さ約40センチに切り分け、ひもを通して水筒に仕上げた。水筒は1月1日午前8~10時、国道211号沿いの遠賀川源流広場で先着順に配る。源流の水を沸かしたお茶も用意する。

 雨天、積雪時は中止。

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