昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -51.76 @13,139.08, NASDAQ -8.41 @3,012.60)。しかし、本日の日本株全般は反発した。東証1部では、上昇銘柄数が1,001に対して、下落銘柄数は577となった。騰落レシオは147.38%へやや低下した。自民党安倍総裁の発言で為替レートがさらに円安方向へ動いた(84円台後半)ことが相場の後押しをした。東証1部の売買代金は1兆1532億円。日銀が来年1月の金融政策決定会合で物価上昇率目標の導入を見送った場合は日銀法を改正に踏み切ってでもそうさせるという安倍総裁の圧力は見方によっては、日銀に対する脅しである。金融政策だけではどうにもならないところまで日本経済は追い込まれている。
TOPIXも日経平均も上昇したが、強含みの罫線ではない。TOPIXは短陰線で終え、高値圏での陰の陰はらみとなった。日経平均も終値では反発したが、十字足で終え、高値圏でのはらみ寄せ線となった。この3営業日でみると、はらみ線、包線、そして本日のはらみ寄せ線である。一気に上放れできれば良いが、このあたりでもたもたすると利食い売りが出やすくなるだろう。
TOPIX +6 @838
日経平均 +140円 @10,080円