
国土交通省は19日、三菱自動車が2010年11月以降に届けた軽自動車のエンジンオイル漏れをめぐるリコールに関し、最初に不具合情報を入手してからの対応が消極的で、同省への説明も不適切だったとして、同社を口頭で厳重注意した。道路運送車両法に基づき、近く立ち入り検査する方針。
三菱自は00年以降、リコール隠しが度々発覚し、社会的に強い批判を受けた。今回の問題で企業体質があらためて問われそうだ。
三菱自は同日、外部有識者委員会による社内調査結果報告書を国交省に提出。対象車両が計8種約121万台に拡大したとの4回目のリコールも届けた。