アナリストや証券会社のストラテジストも皆一様に強気である。
今日、ストボで山田勉氏が円安は全部民主党の責任だというような話をしていた。
本当にそうだろうか?私にはとてもそうは思えない。
安倍さんは「私が総理時代は1ドル120円だった」と言ったそうだ。
しかし、あれはリーマンショック前の話である。
政権交代を余儀なくされた2009年、与党はまだ自民党だった。
あの時経済は既にガタガタではなかったか?
自民党に立て直せなかったから民主党に!という流れで政権交代となったのではなかったか?
民主党の酷い有様を見せつけられたせいで、皆3年前の状況を忘却しているようだ。
妙に過剰な期待が株式市場には漂っているような気がする。
自民党の20年間、浮沈はあったものの、日本株は1990年から一貫して下落トレンドなのだ。
それを政治の責任にしてしまうのは、些か安易過ぎるのではないだろうか。
政治に過剰な期待は禁物である。
まぁ、株価が期待先行で上昇するならそれに着いていくだけだ。
ただ、市場が幾ら過熱しようとも自らは冷静でいなければならない。