金【4,633円近辺は売りか？】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

18日の東京金相場は海外高を受けた手仕舞い買いが先行し、10円高の4,590円で始まった。その後も、ＮＹ金時間外取引がプラス圏で推移している事に加えて、為替市場での円安基調を背景に買いが継続して入り上げ幅を拡大し4,600円台の攻防となった。

17日のＮＹ金相場は、クリスマス休暇を控えて薄商いの中で、米12月ＮＹ連銀製造業景況指数が予想以上の活動縮小を示した事を背景に、米金融当局が緩和策を更に拡大するとの思惑から、為替市場でユーロ高・ドル安基調となった為、ドル建ての金は相対的な割安感から買われた。また、16日の衆院選で自民党が圧勝した事を受けて日銀の追加緩和観測が一段と強まった事も金の買いに繋がった。ただ、米国の「財政の崖」問題を巡る協議で、先週末に野党共和党のベイナー米下院議長が年収100万ドル以上の富裕層増税について容認したと報じられた他、オバマ大統領と今月下旬の合意に向け再会談を行った事で進展への期待感が強まった事から、安全資産としての金は小幅高となった。

本日の夜間取引は、19・20日の日銀の金融政策決定会合を控えての思惑から、円安が進むかが注目となる。安倍発言から緩和観測が広がっている事を考えれば、相場は既にある程度織り込み済みと思われる。週間レンジ見通しの上限4,633円近辺は売りが有効か？

夜間取引レンジ　4,545円～4,633円　

池末

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