NK 寄り付きから高値を探り、後場には利確で下げたが、9800円台と憶測より高くなっている。
為替 ドル84円超で始まったが、84円あたりでもみ合い、83円台に戻った。
ユーロは111円あたりから下げて110円台半ばでのもみ合いとなったが、その後110円台で落ち着いている。
結局、先週末よりやや円安になっているだけとなった。
ダウは小幅上げで始まっている。こちらは、共和党の富裕層への増税許容観測によるもの。
以上、自公で3分の2となった結果への評価と見る。先週末の情勢からすれば、想定通りの選挙結果と判断されていることになる。実際、自民党の獲得票数はあまり増えていないので、参議院での逆転採決を避ける政権運営が必要となることを織り込んだとも言える。
ただ、東電をはじめとした再建計画の進展に期待をかけ過ぎているきらいが有り、日銀法の改正を根拠とした景気対策にも過信が見られるようだ。(特に、原発の再稼働推進は期待薄なので、東電や関電の株価には期待すべきではない)
大手企業の再建計画の進捗状況は、それぞれ困難な状況が続いているようで、破綻を何とか回避しているという程度である。ただし、シャープについては、新型液晶に対する評価が高いので、全体の再建が進めやすいようだ。また、パナソニックのように、過剰に下げていた銘柄は先週から徐々に上げていて投資家の期待が高まっているようだ。