自民党の圧勝とさらに高まった金融緩和期待だが・・・

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は下げた(DJIA -35.71 @13,135.01, NASDAQ -20.83 @2,971.33)。しかし、衆議院選挙で自民党の圧勝を受けて円安が進み(ドル円:84円台半ばまで)、本日の日本株全般は大幅上昇した。東証1部では、上昇銘柄数が1,033に対して、下落銘柄数は505となった。騰落レシオは140.40%へ急上昇した。経験則では140%超の騰落レシオはそう長く持続できない。東証1部の売買代金は1兆5343億円。自民党は原発再稼働に前向きとの見方から、電力株が軒並み大幅高となった。

TOPIXも日経平均も上放れて始まったが、どちらも陰線で終えた。自民党の圧勝とさらに高まった金融緩和期待という材料を織り込みに行ったが、その先の見方が分かれたようだ。自民党の勝利は事前にかなり分かっていたので、今日の上昇には少々違和感があった。投票前と開票後で金融緩和期待がそんなに変わったのだろうか?株価は予期できない変化には反応するが、予期された変化は事前に株価に織り込まれるので、その変化が起こった後は殆ど反応しないはずだが、自民党の勝利が想定以上の大勝利だったということか。

TOPIX +6 @807
日経平均 +91円 @9,828円

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