新たに見つかったアンデルセンの童話の原稿=12日、コペンハーゲンの古文書館(AP=共同)

【ロンドン共同】童話「みにくいあひるの子」などの作品で知られるデンマーク出身の作家、アンデルセン(1805~75)が最初に書いたとみられる未発表の童話が同国の古文書館で見つかった。デンマークメディアなどが13日、報じた。
童話は「獣脂のろうそく」と題され、10月に地元の歴史家が偶然発見した。世界に自分の居場所を見つけることができなかったろうそくが、火打ち石などが入った箱と出会い、芯に火が付くことで自らの価値に気付いていく物語だという。
アンデルセンが公に作家としてデビューする前の1820年代前半~半ばに書かれたものとみられるという。