昨日の米国株式相場は小幅安となった(DJIA -2.99 @13,245.45, NASDAQ -8.49 @3,013.81)。しかし、FOMCが追加金融緩和を決定したことで日銀も追加金融緩和を実行するとの期待が高まり、その結果として円安が進んだため、本日の日本株全般は上昇する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が973に対して、下落銘柄数は558となった。騰落レシオは123.73%へ上昇した。東証1部の売買代金は1兆4895億円。
円安を好感して輸出関連銘柄の多くが際立った上昇を示した。特に、業績低迷で株価も低迷を続けていたシャープ、パナソニック、SONYなどの家電銘柄が大きく上昇した。金融緩和といえば、ほぼ確実に上昇する証券株や不動産株も定石通り上げた。
最近の株式相場上昇を支えているのは外国人が連続4週で買い越しとなっていることである。
外国人売買動向(百万円)
直近週間 113,394
2012年11月4週 174,347
2012年11月3週 253,845
2012年11月2週 129,251
2012年11月1週 -64,899
2012年10月5週 13,615
2012年10月4週 -23,834
2012年10月3週 154,623
2012年10月2週 -24,072
2012年10月1週 38,223
2012年9月4週 -78,405
2012年9月3週 -52,549
2012年9月2週 79,440
2012年9月1週 36,644
2012年8月5週 -58,062
2012年8月4週 -64,135
2012年8月3週 94,150
2012年8月2週 59,187
2012年8月1週 -64,962
2012年7月4週 -40,247
2012年7月3週 -36,432
2012年7月2週 -120,438
2012年7月1週 -16,208
ドル円で83円台後半へ進んだ円安を背景にTOPIXも日経平均も大幅上昇した。TOPIXはほぼ十字足、日経平均は短陽線で終えた。指数が伸びた割に、東証1部の上昇銘柄数が1000を超えなかった。ローソク足の形からは日経平均型銘柄が優勢と言える。どこまで上昇し続けるか分からないので、ついて行くだけだ。
TOPIX +8 @799
日経平均 +161円 @9,742円