米連邦準備理事会は昨日のFOMCでは年内で期限切れとなるツイストオペに代わる措置として毎月450億ドルの米長期国債の買い入れを発表した。また、今後の金融政策を経済指標と関連付ける方針も合わせて表明した。そのため、将来のインフレヘッジとしての金の需要が高まるとの見方から買われた。しかし、一時は1725ドルまで買われたがその後は、材料出尽くしによる手じまい売りで上げ幅を削り、前日比8.3ドル高の1717.9ドルで終了。さらに、NY時間外では、ファンドの手じまいにより1700ドルの大台を下回った。買い継続とならない要因は、依然「財政の崖」問題で、先行き不透明感が強くリスク回避モードとなっていることが原因と思われる。当面は不安定で方向感が定まらない取引展開となりそうである。
本日夜間取引時間は、FOMC声明後の米経済指標(22:30)11月の米小売売上高・11月の米卸売物価・米週間失業保険申請件数などの発表に注目。ただ、イベントを終えた後で大きな変動は考えにくく、現状水準の調整程度の取引展開と思われる。
夜間取引レンジ 4,541円~4,608円
中川
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