私の母は、脳梗塞で入院し転院を繰り返しながら「リハビリ」に励んだ。
一時は、見舞いに行った時に病室におらず、探したら「リハビリルーム」で、自分でリハビリの運動をしていた。
洗濯なども自分でしていたので、「これは、意外と回復が速いんじゃないかなぁ。」と思った。
所が、暫くすると病室内しか歩かなくなった。
「リハビリ、頑張りすぎたのかな?ゆっくり、リハビリしてくれれば。」と思ったが、、、、。
ついには、リハビリ運動をしなくなった。
同じ頃、そこの病院のお医者さんから、「お母さんは、認知症の症状が見られるようになりました。」と言われた。
それから、10年位過ぎた。
脳梗塞で入院したのにリハビリ運動を止めてしまい、認知症になっても飲む薬もなくて
「これから、どうなるんだろう?」と思ったが
「食欲は旺盛で、手を引けばシルバーカーを押して有る程度歩けるし健康的には問題が無い。
しかし、記憶力とか計算力は無くなった。」
家族で、インターネットで調べて覚えたマッサージを母にしてあげて、母の体が硬直しない様に毎日気を使っているし、水分の補給も忘れない。
問題も多いが、家族で協力して「何とか母に、後50年生きて欲しい。」(おい、おい。)
知り合いに「お母さんを、車椅子に乗せろ。お互い、楽になるぞ。」とも言われるが
今は、母の手を引いて歩いてもらっている。
車椅子も有るには有るが、今は使う気は無い。
日本全国の「介護する人、される人達」が、今年の冬をどう過ごされるのか?
私は、自分の母の事で手一杯で、とても考える暇も無いが、、、、。