ニコ動衆院選ネット党首討論会感想

SiGe夫さん
SiGe夫さん
久々の長文日記です。
鮮度がちょっと落ちる話題ですが、リアルタイムで見てました。

◆登壇者の感想
・公明党・山口那津男 代表
プレゼンの技能としては一番上手かったように感じる。
でも内容としては、自民党とあわせて、「大事なことなので2度言いました」となってしまうのは、政党としてしかたないところか。

・国民新党・自見庄三郎 代表
おっとりおじいちゃん、萌え。
最初のあいさつの口調がものすごくスローテンポなので心配になったが、杞憂だった。

・社会民主党・福島瑞穂 党首
ルール守れ。宗男さんは面白かったからOKだが、てめーは面白くないからダメだ。

・新党大地・鈴木宗男 代表
お笑い担当w。でも情熱は感じた。ただ衆院選でやるのはカンベンしてくれw
この人が率いたら、北海道は独立国家になりそうだねwww

・新党日本・田中康夫 代表
ごめん、印象に残ってない。

・自民党・安倍晋三 総裁
衆院選の情勢を感じ取っているのか、慎重な内容でした。とはいえ、言うべきところはハッキリと言っているようにも感じましたが。言葉を選んでいたからなのか、緊張しているようにも見えました。

・日本未来の党・嘉田由紀子 代表
持ち時間を守るのはプレゼンの基本です。よく勉強しておきましょう。終始司会に話を切られているようでは評価に値しません。いっていることも、いかにも甘甘で口あたりのいいことばかりでしたね。もう一度くらいなら国民を騙せるかも、と(背後霊が)思っているのかもしれません。

・日本共産党・志位和夫 幹部会委員長
口調は強いが、自党の考えが全く伝わってきません。万年野党のポジションを譲る気はなさそうですね。他者の批判はできても実行力がなくて、声の大きさだけで周囲に存在感を示してしまうタイプだと思います。この手のタイプに実権を握らせると、組織が麻痺して崩壊の道を辿りそうな気がします。
トラブルが怖くて新しいことができない。仲間と仲間のやることをを信用できない。
ものづくりに例えると、トラブルを出さないようにする⇒ものづくりをやめる、という極論に向かって走りかねません。

・民主党・野田佳彦 代表
与党らしさが板についてきたと感じました。周囲の批判にあたふたしながら答えるところが特にwww
この人については、生放送の内容よりも、最近の発言に、とうとう壊れてしまったのでは、と危惧してます。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1740966.html
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1741022.html
http://news.guideme.jp/kiji/45127c240975dd420009f412f94bc98b

・みんなの党・渡辺喜美 代表
個人的には一番好感が持てました。しっかりした意見を上手に伝えていたと思います。みんなの党は議席数を増やすかもな、と感じました。ただTPP推進派なのがねえ・・・。

◆討論について

・TPP
民主のお家芸、ブーメランが炸裂しましたね。
外交下手とか、根も葉もないことを言うのは辞めてほしい、と言ったすぐ後の野田さん(宗男さんのFTAでいいじゃないですか!?という質問に対して)、
だってアメリカがもうFTAやらないって言うんだもん・・・(´・ω・`)
だから外交下手って言われんだよ!
というコメントが流れましたね。

・消費増税
まあ、仕方ないかな、と思っているだけ。

・原発
この議論は収束しません。するはずがありませんね。

私的には、原発反対派の意見は無責任に感じるところがあります。
どこが、といいますと、反対派の意見は、ほとんどが、2030年とかの遠い先に停止する、ということだけを言って、それまでの期間の運用をどうするか、ということを言わない=煙に巻いているように感じたからです。
(中には、即停止!という声もありました。そっちのほうがまだ好感をもてます)

私事ですが、福島原発のお膝元、とまでは行きませんが、日本列島でみれば、明らかに原発に近いところで生活してます。仕事してます。
(当たり前ですが)飯食ってます。水道水飲んでます。呼吸してます。
周りにいる人みんなそうです。
子供生んで育てている人だってたくさんいますよ。
原発怖い、って言って会社辞めるわけにも行きませんからね。
数十年先に発症するかもわからない放射能怖がって、仕事失って餓死するなんて笑い話にもなりませんもの。

計画停電は、聞けば停電実施率がやたら高かったらしい、第一グループでした。
朝イチ、夜の停電が多かったので、通勤に不便しました。
おまわりさんが頑張って交差点のど真ん中に立って交通整理してました。
夜、仕事終わって部屋に戻っても、真っ暗で寒い思いをしました。

会社も打撃を受けました。
工場の人たちが頑張って工場を再稼動しても、停電のせいで工場の運用に四苦八苦して、余計なコストばかりが増えました。
系列の会社は、電力制限のせいで、工場勤務でない人たちも日中と夜間の交代性勤務をしていたそうです。
夜間の勤務だと夜勤手当を割り増ししないとなのですが、経営が苦しいので、手当て分は給与カットされたそうです。
そんな感じで、まあ、随分とひどい目にあいましたよ。
もちろん、被災地の方々とは比べ物になるはずもありませんが、「原発はんた~い!」と叫んでるほとんどの人たちは、こーゆー体験しているわけではないと思うんですけどね。
してたら、そんなこと簡単にいえないと思います。
していて、それでもなお言っているのなら、それはもう仕方のないことですね。

でもさー、20年どころか、今年、来年すら危ない会社、ゴロゴロありますよ。
この半年くらいの間に、電機系を中心に日本企業が次々と大打撃を受けていることが顕在化していることは、ご存知だと思います。
ソニー、パナ、シャープ、ルネサス、およびそれの子会社、下請け、etc...、万単位の労働者が職を失って放り出されることになるでしょう。
そして、技術を持ったまま放流された人たちは、また中国やら韓国に拾われ、企業が大事に育てた虎の子の技術をあっさりと盗まれ、必要な情報を取られたらすぐにポイ捨てされることでしょう。
そんなリスキーなことをせざるを得なかったくらいに、日本のものづくりが追い込まれている、という現実を目の当たりにしながら、今度は(沖縄を除く)日本列島全ての企業に、向こう20年以上の不便を強いる、なんて、本気で言っているんですかね。
そんなお荷物抱えて、20年もの間やりくりし続けることができると本気で思っているんですかね。
ものすご~くタチの悪いムチャ振りいっているようにしか、私には聞こえないのですよ。原発反対論は。
だって、私の心配事を安心させてくれるようなことを言ってくれる人がいないんですもん。
原発はんた~い(含卒業)の人たちには。
まあ、倒産もリストラにも縁のないお役人さんには、わからない悩みなのかもしれませんね。(=.= )y-~~

そんなわけで、後半はどう見ても個人的な愚痴となってしまった、ニコ動衆院選ネット党首討論会感想でした。

ちなみに、不参加だった維新の会については、私は危うさを感じています。
それは、「石原さんに万一のことがあったときのリスク」です。
あの人がご健在なうちは全く問題ないと思います。
ただ、そうでなくなった場合、橋下さん含め、国会の場で指揮をとるには、まだまだ役者不足、というか、完全に機能が麻痺して、何もできなくなってしまうのではないかと思ってます。
矛盾してますが、石原さんぬきでも、というところを示してもらえないと、手綱をお任せするのは怖いと感じます。

以上、おしまい。
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