与党でもありその党首でもある野田総理大臣が、連日野党である自民党の批判ばかりしているそうです。
ただでさえ情勢が芳しくない中で、自民批判だけしてりゃますます窮地に追いこまれていくようにしか感じませんがね。
大半の国民は、左翼がかったメディアの偏向に乗せられた3年半前の過ちに気づいて、もう他人の批判しかしない政党には聞く耳持たなくなっていると思いますね。
自民党は野党第一党でありながら、大胆な金融政策筆頭に独自の政策面を前面に打ち出してきています。片や政府与党の民主党は政策ではなく自民批判ばかりとは。。。
これではどっちが与党でどっちが野党なんだかわかりませんね。
第三極への支持も広がりをみせないだろうし、野田総理はわざと自民党を大勝させようとしているのかと勘繰りたくもなりますねw
首相、早くも野党党首? 攻撃姿勢全開 でも自民は「もう相手せず」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/elc12120723570055-n1.htm
衆院選序盤戦での民主党の劣勢が報じられているにも関わらず、全国各地で遊説を続ける野田佳彦首相(党代表)が元気だ。街頭演説では、野党党首ばりに自民党と「第三極」を攻撃。もっとも、その効果はほとんどないようで、自民党からは「もう相手にしない」と言われる始末だ。
「時計の針を元に戻して後戻りするのか、それとも理念や政策の方向性がよく分からない、合従連衡でできた新しい政治勢力に国の将来を委ねるのか」
7日午後、東京・渋谷のハチ公前広場に登場した首相は、自民党や第三極をなで切りにし、街頭演説をスタートさせた。横に立った元閣僚を持ち上げながらも、主眼はやはり野党批判。自民党の経済対策を「今まで公共事業の大盤振る舞いを何回やってきたのか。一過性の大盤振る舞いで、デフレ脱却できたのか」とこき下ろした。
11月24日に東京・多摩市から始めた首相の全国遊説は、渋谷でちょうど60カ所目となった。遊説のスタートに当たって、首相は「少なくとも全国100カ所以上で街頭に立ち、直接国民に訴えたい」と強調。衆院解散に踏み切った自らの「決断力」を前面に打ち出し、劣勢をはね返していく作戦だった。
しかし、民主党への支持は広がらない。この3年余りの民主党政権を振り返れば、子ども手当や高速道路無料化などの公約は中途半端に終わったものばかりで、民主党に対する国民の不信感は根強い。結局は、首相も自民党や第三極の批判に重きを置かざるを得なかった。
ここに来て、首相は、エネルギー政策などをめぐる日本維新の会や日本未来の党のドタバタぶりが国民に浸透したと見て、ターゲットを自民党に絞りつつある。7日の渋谷での街頭演説でも「最後はやっぱり自民党と民主党の戦いだ」と指摘。自民党の外交安全保障政策を批判しようと試みた際には、「挑発的、排外主義的、冒険主義的、封建主義的」と、ありったけの言葉を並べた。
だが、自民党の石破茂幹事長は同日、東京・世田谷区での街頭演説で「もう民主党の批判はしない。問われているのは、わが自民党が何をするかだ」と述べ、首相の“口撃”を無視した。逃げ切りモードの自民党に対する「会心の一撃」の秘策もなく、首相の焦りは強まるばかりだ。(桑原雄尚)