独り言

暁投資顧問さん
暁投資顧問さん
現在2012年12月7日 AM4:03

取引中の米国株式市場ですが
ダウ工業株30種 13,044.47 (+9.98)
ナスダック総合 2,989.29 (+15.59)
尚、CME日経平均(円建て)は 9520円 となっております。

昨日の米国株式市場ですが、NYダウは上昇したもののアップルの下落によりナスダックはマイナスで引けました。
その反動もあって本日ナスダックはダウに比べてやや大きめの上昇となっております。
現時点でアップルは+1.6%の上昇ですから、やはりナスダック指数に与えるアップルの影響は大きいです。

一方、財政の崖問題回避をめぐる協議は依然難航中との報道。
オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長の主張に隔たりは大きいようです。
協議はまとまらず年を超えるとの懸念を示す声もあるようですが、恐らくそれは杞憂に過ぎないでしょう。
ただし、ガイトナー財務長官が「富裕層の税率はクリントン政権時代の水準に戻る必要」との見解を示し、
格付け会社ムーディーズのチーフ・エコノミスト、ザンディ氏が
「劇的な歳出削減が行われなければ、米国はAAAを失うこともあり得る」と警告をしております。
2013年はどの国も財政に焦点が当てられるでしょうし、何らかの引き締めが行われるという事にはなるでしょう。
協議がまとまった結果、市場がどういう反応を示すかに注目です。

また、気になるのは為替でドル円・ユーロ円ともに現在やや円高に動いております。
このまま円高基調が継続するようであれば明日の東京株式市場に影響を与えることになるでしょう。
特に為替に敏感に反応する外需関連の大型株は注意が必要かもしれません。

日経平均は昨日、目先の節目9500円を引け値で超えてきました。
年内に日経平均は10000円を目指すという強気論も台頭してきました。
しかしそういう強気論はハッキリいって全く当てになりません(笑)
幾らまで上昇するとか下落すると株屋は平気な顔で言うものですが、予想は極力避けた方が賢明です。
ちなみに、過去のこういう局面で市場筋がなんと言っていたのかを振り返ると、良い反省になります。

下は今年の3/29のYahoo!ファイナンスの場況解説です。↓

市場からは「実質新年度ではあるが、機関投資家が本格的に動けるのは4月に入ってから。
また、あすは週末、月末、期末で、ドレッシング買い期待はあっても、株価水準が高いため、実際には誰が買うのかという疑問もあり、期待だけで終わってしまいそうだ。
ただ、押したところでは買いが入ってくるため、大きく下ブレるようなことにはならないだろう。
あすは欧州でEU(欧州連合)財務相理事会などイベントを控えるが、無難な通過、あるいは、何か進展があれば好材料として消化され、相場を下押す材料にはならないのではないか」(中堅証券)との声が聞かれた。


ご存知の通り、今年の3/29は年初来高値付近です。
日経平均は3/29の終値で10114.79円でした。
ここから2ヶ月ちょっとで日経平均はあっと言う間に昨年末の8200円台まで下落したのです。
株価が実際どこまで上昇するか、どこまで下落するのかは誰にも分からないのです。
テクニカルはエントリーや損切り、利益確定の目安にはなりますが、先の値段を予想出来るものではありません。
値段の予想は出来ませんから日経平均がここから大幅に上昇や下落するようなケースも有り得ます。
トレードは予想することではなく、値動きに対応することです。
それを忘れないようにしたいですね。
暁投資顧問さんのブログ一覧