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シャンパンが販売不振-欧州危機や高級品の需要低迷で



従来シャンパンが最も売れる年末が近づくにつれ、消費量は増加する見通しだが、シャンパン業界によると、年末のお祭り気分も過去1年の売上高全体を押し上げるまでには至らないようだ。

 こうしたシャンパンの需要低迷は、シャンパンの売れ行きが欧州経済の健全さ、さらに言えばフランスの消費者マインドといかに密接に結び付いているかを示している。シャンパンの売り上げ全体の半数をフランスの消費者が占めているが、失業率の上昇や景気停滞でフランスの家計の消費意欲は減退している。

 パリで最も古いワインショップの1つ、レ・カーヴ・オジェのオーナー、マルク・シバール氏は「2011年はフランスは全面的には危機に陥っていなかった。だが、今や現実味を帯びつつある」と言い、「シャンパンは祝い事があるときに飲むものだが、今年はあまり祝うことがない」と話す。

 シャンパンはパリ東部シャンパーニュ地方で製造されるスパークリングワインを指し、「シャンパン」という名は同地方の製造業者だけが使用を許されている。12年1-9月にシャンパーニュ地方からフランス全土に出荷されたシャンパンの本数は6.3%減となった。業界団体のシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(CIVC)によると、欧州連合(EU)域内の他国への出荷本数は10.4%減った。
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