2日午前8時ごろ、山梨県大月市と甲州市にまたがる中央自動車道上り線の笹子トンネル(全長約4・7キロ)内でコンクリート製の天井板が110メートルにわたり崩落し、少なくとも通行中の車3台が下敷きになるなど巻き込まれた。車両火災も発生。県警などによると、レンタカーの車内で複数の遺体を確認した。
東山梨消防本部などによると、3台はレンタカーの6人乗りワゴン車とトラック、乗用車。同日深夜にトラック内から男性を救出したが、死亡が確認された。
中日本高速道路は、9月の点検で天井板の上に人が入りチェックし、異常は見つからなかったとしているが、1977年の開通以降、大規模な改修工事はしていなかった