ずらりと並んだクラシックカーを見て回る町民たち=南伊勢町五ケ所浦の町民文化会館で

伊勢志摩地方を多数のクラシックカーが走る「ヒストリックカーミーティング・イン伊勢志摩」が一日、始まった。南伊勢町と志摩市では、市町や地元観光協会がパレードなどの歓迎行事を催し、多くの住民やクラシックカー愛好者たちが、ずらりと並んだ往年の名車を間近に見て楽しんだ。
全国のクラシックカー愛好者たちでつくる実行委員会の主催で、伊勢志摩では六回目。参加したのは、トヨタ2000GTやフェラーリ246ディーノなど五十三台。
初日は、伊勢市佐八町の「伊勢かぐらばリゾート千の杜」を出発。全国の所有者ら約百十人が乗り込み、南伊勢町から志摩市大王町まで、熊野灘沿いの国道260号などの道路を走った。
南伊勢町船越の南勢中学校から同町五ケ所浦の町民文化会館までの一・五キロでは、参加車両が一列に並んでパレードした後、地元町民との交流会があった。
親子連れなど、多くの町民やクラシックカー愛好者たちが訪れ、気に入った車の前で、所有者と一緒に写真を撮ったり、運転席に座らせてもらったりして笑みを広げていた。
催しは二日まで。二日目は、志摩市から鳥羽市を経由して伊勢市に戻る。午前九時半からは、志摩市阿児町神明の阿児ふるさと公園第二駐車場で出場車両の展示などがある。