当然の調整

優利加さん
優利加さん

昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -89.24 @12,878.13, NASDAQ -8.99 @2,967.79)。ドル円為替相場が81円台後半へ押し戻された(円高方向へ)こともあり、本日の日本株全般は反落した。東証1部では、上昇銘柄数が309に対して、下落銘柄数は1,279となった。騰落レシオは106.60%。東証1部の売買代金は1兆158億円。

TOPIXも日経平均も反落した。11月15日以来一本調子の上げが続いただけに、多少の調整は当然といえば当然であろう。今回の上げの主な原動力となったのは金融緩和期待により円安へ動いた為替レートだったので、為替レートが再び円高方向へ動くと調整が長引くだろう。阿部自民党総裁が主張している日銀による赤字国債の引き受けはモラルハザードを引き起こすだけでなく、円相場と国債の暴落を引き起こしかねないので禁じ手である。お金がじゃぶじゃぶに有り余っている「流動性の罠」状態では金融緩和をどんなに実施しても景気を良くする効果はない。かといって、巨額の財政赤字のため財政政策で政府がどんどんお金を使うこともできない。現実的な選択肢は規制緩和(教育、医療、農業分野など?)しかないのではないか?

TOPIX -10  @771
日経平均 -115円 @9,308円

優利加さんのブログ一覧