昨日のテレビタックルで大竹まことが最後の方で言ってたんだけど、
「もう少し一人ひとりが支え合って助け合う事で国をよくしていこう。」みたいなセリフ。
僕はああいう場面でああいう事をいう奴らが大嫌いなんだよね。
そんな夢みたい事を無駄使いしている官僚に言った所で、現実世界で何が変わるの?
大体、こういう奴らに限って具体的な事は何もしない。やれ政府が悪いだとか、日本はおかしいと言うくせに、自分が出来ることすらもしない。
そして、こういう大竹まことみたいなのと同じ匂いを漂うわせるのが、やたらと脱原発を唱える人達なんだよね。
あの東北の地震があって、東電や原発村の偉い人達があそこまで、いいかげんで腐敗していたという事がわかった。
そして福島で放射能の悪夢にうなされている人達を見れば、誰だって、原発に対してヒステリックになる。それは僕だってそうだ。
でも物事にはプロセスがある。これらは一見、地味だけど大切でお互いにリンクしている。
例えば日銀法を改正して、インフレターゲットを定めることで、デフレを脱却して税収を増やすとか、消費税を地方税にして官僚機構にメスを入れるとか、そうやって日本のシステムを変えていくことで初めて、日本経済が良い方向に変わり、そうなれば、脱原発という言葉も現実味をおびてくる。
そういう事を何もせずに、経済のロジックを無視して、脱原発だけを強引にやったら、それこそ日本経済死ぬよ。放射能の被害に合っていない人達の生活だって大変な事になる。
脱原発って耳触りのいい言葉。でもそれを実行するにはこの国の古いシステムを一つ一つ変えていかなければいけない。
そういう現実に目を向けずに、今回の選挙で脱原発だけを焦点にするのは、全くもってズルイね。