先週金曜日の米国株式相場は大幅高となった(DJIA +172.79 @13,009.68, NASDAQ +40.30 @2,966.85)。これを受けて日本株全般は続伸する銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が987に対して、下落銘柄数は564となった。騰落レシオは105.15%。東証1部の売買代金は1兆3080億円。ドル円の為替レートは82円台前半で推移し、円安への動きが一服した。相場に活況が戻ってきたので証券株の伸びが際立つ。ただテクニカル的には3点チャージの売りサインも出てくる銘柄もあり高値警戒したい局面ではある。上げ相場でも下げ相場でも証券株からは目を離せない。「銘柄選択に迷ったら証券株を」というのが私の持論でパンローリングのセミナーでも公言しているので承知している人も多いだろう。
TOPIXも日経平均も大きく上放れて始まったが失速し陰線で終えた。マーケットは11月15日以来の上昇速度が速過ぎることを警戒し始めているようだ。継続した上昇トレンドを形成するためには適度な調整が必要だ。日経平均で見ると上昇チャネルの上限まで達したところで本日の陰線となった。調整を入れるには良いタイミングと考えられるが、騰落レシオはまだ105.15%であることを考慮すると調整は起こったとしても浅いのではないか?本当にどうなるかは事前には分からないので逆指値は怠れない。
TOPIX +3 @779
日経平均 +22円 @9,388円