僕の友人もこれにひっかかりました。
良く読んで、あなたも詐欺に遭わないようご注意ください。
________________________________
パソコン上の「エラー」注意 偽ソフト購入へ誘導
ウイルス詐欺被害急増
パソコンの画面上に「エラーが見つかった」といった警告が表れ、偽のウイルス対策ソフトなどを購入してしまう被害が急増している。今年1~10月の相談件数は昨年1年間の約3倍。国民生活センターなどは「心当たりのない表示はクリックせず、相談してほしい」と呼びかけている。
■起動の度に表示
「あなたのパソコンは危険な状態です」。広島県の60歳代の女性が自宅で使用するパソコンは今年に入り、起動のたびにこうした表示が画面上に出るようになった。
消してもすぐにまた表れるため「今すぐスキャンしてください」という部分をクリックしたところ、英語のページに切り替わった。よく確認しないまま手続きを進め、約1万円分のソフトをクレジットカードで購入してしまったという。
全国の消費生活センターなどには同様の相談が相次いで寄せられている。パソコンの画面に「システムエラーが発見された」「ウイルスに感染しています」などの表示が出続け、「処置するためにソフトを購入して下さい」との案内文が出ることが特徴。大半は何の効果もない偽ソフトだ。
インターネットを利用中、ウイルスが仕込まれたページを知らずに閲覧したことが原因とみられる。
情報セキュリティーの相談窓口を持つ情報処理推進機構(東京)の担当者によると、こうした表示は2006年ごろに登場した。「当初は不自然な日本語の文章で『にせ物ではないか』という相談が目立ち、購入者は少なかった」が、最近は市販のセキュリティーソフトを模した案内もあり「何の疑いもなく購入し、指摘されるまでだまされたことに気付かない人もいる」という。
同機構への相談件数は今年1~10月で298件。年によってばらつきがあるものの、11年の1年間(96件)を大きく上回る。中には購入したりインストールしたりしたソフトの影響でパソコンがウイルスに感染し、保存データをすべて消す「初期化」をしなければならないこともある。
■「最新版」に便乗
偽表示の発信元は海外とみられ、ソフトの代金は1回当たり30ドル(約2400円)程度。特にこの時期は市販ソフトの翌年向け最新版が発売されるため、便乗した偽ソフトが出回りやすい。
国民生活センターの担当者は「数千円程度だからと泣き寝入りする人もいるだろうが、自動更新で何度も購入させられることもある」と指摘。「クレジットカード決済は情報漏れの危険性もあるので、すぐに相談してほしい」と話している。