安倍晋三氏の無制限の金融緩和で、円安と輸出増加・GDP増を目指す政策の危険性が、ロイターのサイトで指摘されている。
いわゆるスタグフレーションを招く恐れがあるということだ。GDPの目標を高くしすぎることがリスクを急増させる、ということらしい。確かに、円安で輸入価格が上がれば、原材料輸入国ではコスト増で製造業は不況に陥る可能性が高まる。そうなったときの円安株安はヨーロッパ諸国と同じ状況が日本で起きることになるわけだ。長期金利と物価も上がり、年金生活者は食料を買うだけで精一杯となる。
そうならないようにするには、TPP参加をせざるを得ないことになるが、その状況では日本の畜産業は壊滅するしか無い。・・・恐ろしい事態だ。
以前から、日銀による国債の買い入れをしないようにしているのは、上記のリスクを避けるためなのだから、これは重要なポイントだと思われる。
ということで、金融緩和への期待で株価が上げているのは、あとしばらくの間と言うことになるのかも。民主党が緊縮財政の継続(赤字国債発行の縮小)と景気対策のバランスを明確に示し始めるまで株価に織り込まれていくのだろうが、選挙戦中に株価はピークを迎えることになるのだろうか。
経済の専門家は、そんなこと分かりきっているので、タイミング良く売買して株価が下がっていくのだろうなぁ。
というわけで、とりあえず金曜日のNKなどを記録しておこう。
為替 ドル81円台、ユーロ103円台、と高止まり中。
picsは下げすぎていたものほど上げている。リアルでの塩漬けをいつ損切りするか悩ましい。
その他
冒頭の日銀への要請が、どれだけの規模を想定した(これじゃ無制限とは言わないが)要請をしたのか、一番の問題点はソコかも知れない。円が高止まりしていたのは、日銀が国債を買っていないからというハナシは説得力があったのだが、単に円安にすれば株価が上がるというものではないので、どうしても気になる点ではある。