ニューヨーク株式市場のダウ平均が1万3000ドル割れしたことを示す株価ボード=8日未明、東京・東新橋

【ニューヨーク共同】7日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米財政の先行き懸念から急落し、前日比の下げ幅は一時、360ドルを超えた。取引時間中としては9月4日以来、約2カ月ぶりに1万3000ドル割れとなった。
米大統領選でオバマ氏が再選されて最初の取引で株相場が大幅下落したことで、オバマ政権が直面する経済課題に対して市場が厳しい目をもっていることを示した格好だ。「財政の崖」への不安が広がった。
午前10時現在は前日比197・90ドル安の1万3047・78ドルをつけた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は38・69ポイント安の2973・24。