カンボジアへの投資詐欺容疑で10人逮捕 警視庁

arama-さん

 実体のないカンボジアのコーヒー栽培や観光事業への投資名目で、多額の資金をだまし取ったとして、警視庁生活経済課は7日、詐欺の疑いで、貿易会社「オネスティジャパンインセプション」(東京都千代田区)元社長の中村修作容疑者(49)ら男女10人を逮捕した。一昨年から昨年にかけ、高齢者を中心に全国の1100人から約16億円を集めたとみている。

 逮捕容疑では、中村容疑者らは事業の説明会で「カンボジアの事業に投資し、もうけた利益を分配している。バス事業では300%の利益が上がっている」とうそを言い、沖縄県や埼玉県などの男女4人から昨年5~9月、計3700万円をだまし取ったとされる。中村容疑者は容疑を認めているという。

 警視庁によると、中村容疑者らは、在日カンボジア大使館のパーティーに参加した写真をオ社の広報紙に載せ、同国政府の公認事業であるかのように装うなどして、投資家を信用させていた。集めた金のうち、約1億5千万円は中村容疑者に渡っていたという。

 警視庁は昨年12月、金融商品取引法違反容疑でオ社を捜索。オ社は2009年11月に設立され、カンボジアの観光事業や不動産開発事業を手掛けているとしていた。

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