kabukabumanさんのブログ
☆☆☆低リスクで効率の良い投資法
投資スタンスは十人十色だと思いますが大別すると恐らく以下の様に分類出来ると思います。
①好んでリスクを負う ②リスクを負うと同時にリスクヘッジを組み合わせる ③徹底してリスクを嫌う
この中で、リスクを好んで負いたがる人はギャンブル好きであることが多く
一攫千金や一発逆転を狙う傾向があるのでヘッジはあまり眼中にありません。
しかしリスクを恐れてばかりいても投資の成果を得ることは難しく、むしろ資金はジリジリ減ってしまうでしょう。
通常キャピタル・ゲインを目的とする場合、ある程度のリスクは覚悟しなければなりませんが
出来るだけ低リスクで成果に繋がり易い投資をしたいと考えるのが人情というものです。
とは云え、そんなに都合のいい話は基本的に無いに等しいのですが
一般論と個人的な経験から、少しでもそれに近いケースを幾つか抽出してみました。
<比較的リスクの小さい投資対象と投資のタイミング>
(1)短期投資限定(しかし確実性は最も高いケース)
地政学的リスクや災害などで株式市場全体が一時的に暴落した時の優良株・人気株
値戻りが速いので、短期リバ狙いには又とないチャンス、但し金融不安による暴落相場は例外。
期初の業績見通しが慎重で、期中に上方修正する傾向がある企業
こういう企業は下方修正をしたくないという経営者の拘りがあるので
四半期決算発表前に仕込むと利益を得やすい。
但し本決算では次期予想を低く見積もる傾向があるので本決算を跨いで持ち越すのは厳禁。
(2)話題性で人気化するケース(確実性は高いがタイミングが遅れると損失に繋がることも多い)
国策に関わる企業
多額の税金が投入されるため株価は素早く反応しますから、とにかくスピードが命。
太陽光発電の様に極めて競争の激しい事業では、増資や経営破綻の可能性があるので要注意。
流行にマッチした事業を展開している企業
流行を早めにキャッチすることが大きな成果を上げる最大の要因。
常に身の回りの変化に気を配っておくことが大事。
(3)チャートで判断するケース(チャートを読む力が物を言う)
持ち合いから上放れした銘柄
上昇パワーが強く、しかも暫く続くことが多い。
上値抵抗線を抜けた銘柄
暫く上昇トレンドの続く可能性が高い。
但し上がり続ける株は無いのでmax+30%までと考えておく方が無難。
上場来高値、又は年初来高値を更新した銘柄
中でも上場来高値の先は青天井だけに勢いに期待出来るが
天井が近い場合もあるので欲張り過ぎないこと。
仕手化で急騰した後、高値から三分の一程度押したタイミング
最近良く見掛けるパターン。仕手筋次第なので思惑が外れた時は即座に手仕舞うことが大事。
一相場終わり、株価が高値から三分の一辺りまで大きく値下がりした銘柄
余程ネガティブな材料がない限り底を打つ確率が高い。
需給が悪く数ヶ月間ダラダラ下げ続けた後横ばいに転じた銘柄
売り枯れの可能性がある。運が良ければ鍋底型チャートの底付近で買える可能性もある。
G.Cが示現した銘柄
一応狙い目だが騙しも多いので期待度はやや低い。
(4)株主対応で判断するケース(但し配当や株主優待に惑わされない冷静な判断が重要)
配当性向の高い銘柄
権利落ちの一ヶ月前には仕込みたい。
但し配当性向を高くする理由が敵対的買収の阻止で、業績と相関しない場合がある。
何れにしても権利確定後の急落に注意が必要。
株価対策(株主対策)に積極的な企業
自社株買い、自己株償却、株式分割、増配、株主優待等に積極的。
或いはタイムリーな情報発信を心掛けている企業は人気が落ちにくい。
(5)ファンダで判断するケース
成長産業で、尚且つ増収増益が3期以上続いている企業
中長期投資の対象として最も有望。但しセクター内の勝ち組が望ましい。
業績が低迷している業種の中でも確実に利益を上げている企業
こちらも中長期投資に適。中でも新規参入が少ないセクターの勝ち組は強い。
セクターの不人気に足を引っ張られ連れ安状態になっている銘柄
短期的な期待は無理だが、何等かの理由で当該セクターに資金が流入した時は最も注目される。
(6)その他
自分自身が身を置く業界の関連企業
情報の質・量・スピードで優位に立てる。但し自社株はインサイダーに注意。
景気のサイクルを基準に業種を選択する
例えば金融相場から業績相場へ移行する時は景気敏感株に投資する、など。
ところで、国内の株式市場を見渡すと、投資資金が話題を求めて彷徨っている状況ですが
日替わりで資金が移動する様では、個人は振り回されるばかりで充分利益を得ることが出来ません。
しかも銀行株の低迷が、相場の好転はまだまだ先だと暗示している様にも思えます。
因みに幾つかの事例を列記しましたが、効率の良い投資法は他にも沢山あると思います。
こういう難しい時期こそ試行錯誤しながら、自分なりに勝利の方程式を作る良い機会かも知れません。
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