昨日の米国株は小幅反発した(DJIA +19.28 @13,112.44, NASDAQ +17.53 @2,999.66)。しかし、本日の日本株全般は円高修正の流れが一服したため下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が428に対して、下落銘柄数は1,101となった。騰落レシオは102.06%。東証1部の売買代金は9,103億円。
日本の外貨建て輸出額は外貨建て輸入額より少なくなってきた。したがって、国全体で考えると円高はプラスと考えるべきだが、株式市場ではそのように反応していない。理由は一つ思い当たる。株価を動かす最大の要因は企業収益の予測である。わが国の輸出産業と輸入産業の為替レートに対する収益率の違いである。為替レートが1円だけ円高になったときに輸出企業が受ける純利益の減少額のほうが、輸入企業が享受できる純利益の増加額よりも大きい可能性がある。仮にこれが事実であれば、株式市場は理屈通りに動いていることになる。
TOPIXも日経平均も短陰線で続落したが、下げ渋っているように見える。
TOPIX -3 @744
日経平均 -32円 @8,975円