えー、私の注目銘柄「2402 アマナホールディングス」(http://amana.jp/ )の第三四半期決算を確認しました。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20121106/7pgahg/140120121004013716.pdf
アマナイメージズのストックフォト部門について、コメントしたいと思います。
ストックフォトのRFの大部分の作品について、私はアマナイメージズのビジネスモデルは崩壊したと判断するのであります。
ウェブ2.0型でのストックフォト入手方法の方が、作家や企業から収集するより、RFについては優れていると、私は判断するのであります。
経営陣の皆さん、そして従業員の皆さんはどうお考えでしょうか?
私はこの部分については、ウェブ2.0型のライバル会社にこれ以上の市場切り崩しを防ぐ為に、焦土作戦を決行することを提案したいと思います。
ライバル企業はこの部分で成長することで、ストックフォトのRFのみならず別の分野への進出をすすめることは確実であります。
すでにウェブ2.0型のビジネスは、RFについてはストックフォトのみならず、イラスト、動画への事業拡大が進んでおります。
このままではRMや、その他の、アマナイメージズが現在切り開いている新規事業についてでも、ウェブ2.0型のビジネスが進出するのは必然であります。
アマナイメージズが新規開拓で事業を広げれば広げるほど、ライバル企業がその分野で寄生虫のごとく拡大するのは目に見えております。
寄生虫に犯された部分は、焼いて寄生虫ごと死滅させるよりほかないと、私は考えるのであります。
そして御社の失われた部分に関しては、完全にコントロール可能な自社によるウェブ2.0型ビジネスへの転換を、私は提案したいのであります。
まずやるべきことは二つ。
RFは500円から。
そしてタグストックのアマナイメージズへの組み込みであります。
ぶっちゃけ、この判断は少し遅かったかも知れないと、私は後悔しているのであります。
今からタグストックをアマナイメージズに組み込んだとて、クリエイター数でライバル企業を追い抜けるのかどうか、正直わかりません。
7:3で無理のような気がします。
でもやるしかないと、私は思うのであります。
まずはRFを500円から販売し、ウェブ2.0型のビジネスへ流れた顧客を取り返すのを提案します。
この分野における売上及び利益は大幅に減少すると思います。
1/10になると思います。
でもこれで寄生虫の成長は止められると思います。
そしてここで必ずやらなければならないのが、既存の商品提供者の引止めであります。
ロシアが、皇帝ナポレオンに率いられたフランス軍やヒトラーのナチスドイツが迫り来る中で、モスクワでの決戦に勝てないと判断した時にとった作戦が、モスクワの町を何もかも焼き払い、その地での居住や補給を困難にして、更なる進軍をやめさせるというものでありました。
と同時に、住民をゲリラ化し、執拗に進駐軍を苛め抜いたのであります。
冬将軍の到来もあり、この作戦は成功したわけでありますが、私はこの作戦をアマナイメージズも取るべきだと提案するのであります。
町を奪還した後の住民を確保すること(一時的にゲリラ化してでも)も、この時点で考えておかねばならないのです。
焦土作戦を決行した場合、どれだけのブランドが残ってくれるのか。
また所属する写真協会等のお立場もあるでしょう。
関連するモデル事業への悪影響もあるでしょう。
またこれだけは絶対に失ってはいけないのですが、海外モノは安くする必要はありませんが、一部ビジネスモデルの変更に際しコービスの理解は得られるか等、注意事項は多々あります。
でも私はやるべきなんだろうなと考えるのでありますよ。
そしてこの戦いに勝利した後には、ウェブ2.0型のビジネスを対象にしたビジネスの展開をどんどん進めるべきだと思うのであります。
つまり一般の人から収集する作品のレベルを、自らの力で向上させる取り組みであります。
タグストックのワークショップは、とても好評であります。
でも今は正直、タグストック宣伝のための取り組みでしょ?
これを更に本格化し、本気で一般の人から集める作品をプロレベルまで引き上げるべきだと、私は考えるのであります。
さらにこれに特典や割引などをつけるなどして、一般クリエイターのタグストック(アマナイメージズ)への専属化を押し進めるのはいかがかと思うのであります。
また既存のブランドには、講師等の別の形での生き残りを提案してみてはいかがでしょうか。
風景とか、人物とか、コモディティ化した分野は、そっちの方が儲かると思いますよ。
誰でも撮れるのだから、そこを顧客にすべきだと思うのでありますよ。
現時点でウェブ2.0型では、売れる売れないではライバル企業に分があります。
でも写真撮影が上手くなるかそうでないかでは、アマナイメージズにはまだ圧倒的勝利の可能性があります。
クリエイターがどっちを選ぶかはわかりませんが、勝てる可能性はあると思います。
ウェブ2.0型ビジネスでは、一人でも多くのアクティブなクリエイターを確保したほうが勝ちであります。
敵は11万人。
こちらは4200人。
この絶望的な状況に危機意識を持たない人は、経営陣には不要です。
ビジネスモデルが違うという言い訳も不要です。
ビジネスモデルはどうあろうとも、奪い合うマーケットは一緒なのですからね。
ご検討をお願いいたします。