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古墳時代終末期の横穴墓か 「沓4号」を公開
特殊な構造を持ち7世紀台の横穴墓の可能性が高い「沓4号横穴」=敦賀市沓で
敦賀市教育委員会は二十二日、古墳時代終末期に築造された横穴墓(おうけつぼ)の可能性が高い同市沓の「沓4号横穴(おうけつ)」を報道陣に公開した。一般的に横穴墓は横方向から掘り始めるが、縦方向から掘った後に横穴を掘る極めて特殊な構造になっている。
市教委は、市道の整備工事に伴い、沓4号横穴など同市沓、常宮地区の遺構計三基を八、九月に測量した。沓4号横穴は、丘陵の花こう岩に掘られ、前室と玄室がある。前室は幅六十センチ、奥行き五十センチで高さは手前で三十センチ、奥で五十センチ。玄室はドーム状で高さ一・四メートル、奥行き二・五メートル、幅一・九メートル。
三基は同様の構造で、遺物の出土はなく、築造時期は断定できなかった。付近に同種の横穴が三十基以上近接していることや玄室の形から、県内外の研究者による検討会で横穴墓の可能性が高いと判断された。付近には、六世紀後半の有力者の沓丸山古墳もある。
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