
舞台でのショーもあり、大勢の入場者でにぎわう会場=和田山中央文化公園

無料で振る舞われているシカ肉のバーベキュー=和田山中央文化公園
但馬地域の“食”を味わい尽くせる「但馬・食文化まつり」が13日、和田山中央文化公園(兵庫県朝来市和田山町玉置)で開幕した。旬の海や山の幸をはじめ、地元団体らの自慢の加工品などを求め、約1万4千人が訪れた。但馬農業高校の生徒らが但馬牛肉とシカ肉、イノシシ肉などを使って開発した「たじまん」も好評だった。同まつりは14日まで。
但馬・理想の都の祭典があった1995年から毎年、開かれており、但馬が“食材の宝庫”であることをPRするのが狙い。朝来市などでつくる実行委員会が竹田城跡に近い「山城の郷」(同市和田山町殿)と同公園で開催している。
会場の約70ブースでは、但馬牛の焼き肉や八鹿豚のお好み焼きなどのほか、アマゴの塩焼きや魚のすり身揚げ、野菜の天ぷらなどが販売された。
脂肪の少ない健康食として注目の集まるシカ肉の焼き肉などは無料で振る舞われた。京都府福知山市から祖父母と訪れた小学3年の男児(8)は「シカ肉は意外においしいね」と言ってあっという間に平らげていた。