キノコを食べるキノコ 珍しいヤグラタケ発見 

arama-さん
 
キノコを食べるキノコ 珍しいヤグラタケ発見 


クロハツモドキの傘に寄生する「ヤグラタケ」。関西では珍しいという=深田公園



 

 

 別のキノコに寄生する白い小型のキノコ「ヤグラタケ」がこのほど、兵庫県三田市弥生が丘6の深田公園で見つかった。発見した県立人と自然の博物館の秋山弘之主任研究員(56)は「関西ではほとんど見られないのではないか」と話している。


 ヤグラタケはキシメジ科に属し、傘の大きさが0・4~2・2センチ。ベニタケ科のキノコが朽ちる直前、その傘の上に寄生し、栄養分を吸い取りながら成長するといい、秋山研究員は「いわばキノコを食べるキノコ」と説明する。

 9月下旬、秋山研究員が隣接する深田公園で、博物館のキノコセミナーのための資料を探していたところ、クロハツモドキの傘に育つヤグラタケ十数個が群生しているのを見つけたという。

 秋山研究員は「台風17号が通り過ぎた後、クロハツモドキが一気に発生するなどの条件が重なったためでは」と分析。「一般にはほとんど知られていないキノコで、約20年間キノコを研究している私も見るのは2度目。群生しているのは初めて見た」と驚く。あと数日程度は見ることができそうという。

 




 









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