2012年10月9日 13時33分
城島財務相

城島光力財務相は9日、10月末に期限を迎える日韓の通貨交換(スワップ)協定の拡充措置を予定通り打ち切ることで韓国と合意したと発表した。両国の金融市場は安定しており、拡充部分の延長は必要ないと判断した。通貨協定の規模は11月以降、700億ドルから130億ドルに大幅に縮小する。11日には日韓財務相会談を開く。
韓国の李明博大統領の島根県・竹島上陸や天皇陛下に対する発言が、通貨協定を延長するかどうかの判断に影響した可能性がある。ただ、城島財務相は「政治的なものではない。純粋に経済面、金融面の要素に基づき判断した」と説明した。