民主、自民とも金融緩和増大の声が高まりつつある。
しかし、外債での金融緩和増大は間違い。
それも一部あってはいいが、それを主にしてはいけないし、買うならば流動性・安全性の高い米国債・ドイツ国債等にすべき。
外債での金融緩和増大が基本、間違いなのは、、、、、
1)市場経由の日本国債購入でも十分な緩和効果は得られるから。
それは日銀挙動と期待インフレ率の動きを見ると一目瞭然。
外債購入でなければ効果がない、と言っている議員はどこを見て言っているのか?
2)外債を中銀に大量に買わせれば、コントロールし難いリスクを中銀に背負わせることになるから。
特に購入する外債が流動性・安全性が必ずしも高くない韓国債だったら最悪である。
民主党議員はそれを望んでいるのだろうが、それは形を変えた韓国援助、日本叩きになる(これまでの経緯を見る限り、民主党の金融緩和派は日銀同様、口先だけと思います。本音は円高デフレ継続)。
3)外債購入による金融緩和は為替操作の疑念を諸外国に与えるから。
金融政策は、通貨価値の適正化=インフレ率の適正化=国内景気の適正化(バブルでもデフレでもなく)、、、のために行う。
決して、通貨レート操作のためではない!
通貨レートも適正化していくが、それはインフレ率適正化の副次的な効果であって、主目的ではない。
金融政策はあくまで『国内政策』、、、外国にとやかく言われるスキを作ってはいけない。