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秋子の退職(9) 24年10月1日(月) 10時01分
こんなことを回想していると、秋子は、父親に反発している様でも、その実、父親の言っていることを、よく考えて生きているようである。しかし、必ずそうだと言いきれない挙動がある。
それでは、母親にはどうか。母親の言うことはよく聞いて、自身で考えているようである。しかしそれも全てそうでは無い。
今回、大学の卒業生が経営する化粧品会社へ、履歴書は送った様である。その会社は東京にある。給料は、22万と聞く。
この22万で、女房は明彦に相談してきた。東京なら、家賃は一部屋で、風呂付きなら、最低10万はするだろう。そして通勤時間は1時間である。そこでの食費、光熱費を考えれば、生活費は7万かかるだろう。そうすると、給料を22万貰っても、残りは無くなっている。それなら、東京での生活は止め、無職になって、家でぶらぶらしているのと同じになる。東京で苦労しただけで、何にもならない。
何日か後になって、母親がこのことを言うと、「うるさい。うるさい。」と言っていた。
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