堅実さんのブログ

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秋子の退職(8) 24年9月29日(土) 11時01分

 明彦の受験勉強中に、「社労士の免許は世間で、一応、一目置く免許だ。」と、口癖にいっていたことで、秋子が初めたのである。

 

 その社労士の試験日は、年一回で、8月の第4日曜日と、例年決まっている。秋子は、その試験準備に、ここ2年間準備してきたのである。それを、会社は試験日に休暇をくれないというのなら「あんなとこ、辞めてやる。」と言いたくなるのは、最もな話である。従業員あっての会社である。その従業員を会社は大切に扱わなければならない。

 

 1998年からの、歴代の日銀総裁の誤ったデフレ政策により、その結果、日本は円高と不況にみまわれ、日本の産業は惨憺たる状況である。政治が悪いと言っているが、政治よりもこの不況の最大の原因は、日銀の誤った金融政策にある。国民はこの事をはっきりと自覚すべきである。

 

 円高は良いことだとか、強い円(円高)になれば日本の価値が上がるという全く、これはもう経済学の基本理論を知らないし、誤った金融政策が、国民を苦しめているのである。デフレ経済の怖さを、今、国民が感じている。そして病気が進行してしまうと、回復不可能になってしまったのと同じく、このデフレ経済はすでに、穏やかなインフレにもっていくのは不可能かもしれない。

 

かつての、松下電器の松下幸之助は、会社の従業員を大切に扱ったとその著書で聞いている。それが今のパナソニックになって、円高不況に襲われ、もうどうにもならない所まで追い詰められ、従業員を希望退職の名のもとに、解雇しているのである。同じく家電のシャープはどうか。かつては、液晶と太陽電池のシャープであった。そのシャープがドル箱であるはずの、太陽電池部門を売却するという(シャープは、確認の要あり)、これはもう、会社本体を売りに出したに等しい。日本の家電製造会社はここまで、追い詰められているのである。

 

( 筆者からのお願い。このシャープですが、太陽電池部門を売却か、液晶部門の売却か、どなたか、知っていれば、教えて下さい。文を修正いたします。)

 

 

 

 

2件のコメントがあります
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    子育てお父さんさん
    2012/9/29 15:18

    国、地方、公益法人とか1000兆円近い史上空前の債務を負いながら破綻していないのは、ゼロ金利で利払い僅かで借り換えできているからですが、インフレにして金利上昇すれば、膨大な利払いに対して、大増税や財政支出削減するしかないところで、それが政治的に出来ないと見透かされているので円高が進んでしまう。

     

    更に借金を続けることが出来ると考えるか、もう借金を続けることが限界に近づいていると考えるかで結論に大きな違いが出てくると思います。

    日銀のやっていることは現状維持、問題先送りだとは思いますが、前門の虎、後門の狼で、国民に、管理された窮乏か、混乱の中の破滅か、どちらの地獄を選ぶのかを問うしかないところを先送り続けている政治の責任と薄々気づきながら目を背ける国民と、もう四の五の言っている余裕は無い。

     

    国債費が来年は約25兆円。これが、更に2倍、3倍と増えたらどうなるか?

    国民や企業の預貯金は国債を無限に購入できる打ち出の小槌ではないことの現実をどこまで直視できるかで結論は変わってくると思います。

     

    家電製品のコモディティ化に乗り損なったパナソニック、ソニー、シャープ。

    世界で一番に成らなければ利益を上げることが出来ない激烈な競争の中で、投資規模、タイミングの遅れ、価格政策の見誤り。個々の商品性よりも企業の戦略性が勝負を分ける世界になってしまった。

    従業員を大事にしてきたはずのこれら大企業も、もう従業員の雇用を守れないところまで追い詰められている。

    彼らの復活には、挑戦者として世界一を奪還する意欲と実行力が必要だと思います。

     

     

     

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    堅実さん
    2012/9/30 10:15

    子育てお父さん  へ

     

    コメントを、感謝いたします。

     

    9月30日(日)10時15分

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