電機大手の平成24年9月中間配当で、無配、減配が相次いでいるようです。
薄型テレビが不振のシャープは昭和26年以来61年ぶりの無配となり、携帯電話事業が赤字のNECも5年連続で無配となるそうです。
三菱電機は中国の設備投資鈍化で販売が伸び悩み減配するそうです。
増配するのは、発電などの社会インフラ事業が堅調な日立製作所だけとなるようです。
中間配当を無配としたのはいずれも業績不振組で、シャープは液晶テレビやパネルの不振が響いて平成24年3月期に3760億円の最終赤字に転落したのに続き、9月中間も2100億円と最終赤字が続くようです。
同じく無配のNECも平成24年3月期に1102億円の最終赤字、9月中間は240億円の赤字と見込んでいるそうです。
9月中間の最終損益が35.3%減となる三菱電機は、前年同期比1円減配し、配当を5円に減らすのは平成22年以来2年ぶりとなるそうです。
一方、社会インフラ事業が堅調な日立製作所は2円増配し5円にするそうで、5円水準とするのは平成17年以来7年ぶりだそうです。
テレビの構造改革効果などで業績が改善基調の東芝とパナソニック、携帯電話事業が堅調な富士通は配当を据え置くそうで、電機大手の配当が業績の好不調によって、まだら模様となっているようです。
早く復活してほしいですね。
6753:207円, 6701:121円, 6503:595円, 6501:440円,
6502:248円, 6752:517円, 6702:297円