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APカンパニーがIPO

外食IPOにしてはいい値段が付いたなぁ。勝ち組は違うよなぁ。http://nji.diary.to/archives/7416337.html既存のチェーン店が“総撤退”“静観” のいまだからこそ、元気な企業は目立ち、客から評価され、投資家からも見離さ れず、銀行からは選別融資の対象となり、メディアへの露出も多くなる、そんな“野中の一本杉”のような活躍が期待できます。APカンパニー然り、11月に8店舗出 店するというダイヤモンドダイニング然りです。http://melma.com/backnumber_161220_4266110/先日(2011年9月15日)、テレビ東京の「カンブリア宮殿」で、「『漁業を営む居酒屋』現わる!生産者も幸せにする新・外食企業」というタイトルで、生産者とコラボした外食産業の紹介されていました。 今回は、その番組から、「より美味しく、より安く」を提供するため、食材作りから接客サービスまでを一貫して実施している外食チェーン「APカンパニー」のビジネスモデルから、第一次産業活性化のアイデアを勉強したいと思います。 同社は、地鶏、鮮魚、ホルモンの3業態を軸に、創業からわずか10年で、16ブランド96店を展開している新進気鋭の外食チェーンです。 じとっこ専門店だけで全国に69店舗も展開しています。沖縄の「獲れたて」が東京の店頭に 沖縄県南大東島(回りはマグロの宝庫)に住む菊池さんは、一本釣りマグロ(きはだまぐろ)の漁師。 しかし、消費地から離れていて魚を買ってくれる人がいないため、週4日しか漁ができないそうです。 そんな中、今年の夏に救世主が現れたのです。 それは、外食チェーン「APカンパニー」の野本バイヤー(副社長)。 島で獲れた魚を航空便で運び、東京で売るというビジネスを考えていました。 野本氏は、早速、生産者にマグロを解体させた。 通常の流通ではマグロは丸のまま出荷されますが、欲しいのは実の部分だけで、食べられない部分を外して運べば、輸送コストが安くなるという計算からです。 こうして、菊池船長が獲った南大東島のマグロが、翌日には東京の外食店に到着したのです。 マグロは早速捌かれ、お客様に提供されました。 南大東島のマグロが、東京で提供されたのは、これがはじめてとのこと。 こんな紹介シーンから、番組はスタートしました。「生産者との信頼作り」の奇策? 現在は、メニューの中心になっている「じとっこ」ですが、以前は、生産量も少なく、価格も高かったため、マイナーな地鶏でした。 その地鶏に目をつけたのが米山氏だったのです。 「APカンパニー」の米山社長はビジネス操業当初、宮崎の地元農家に出向いて「じとっこ(鶏肉)」の直接買い付けをしようと試みたのですが、東京から来たよそ者であることから、生産者から警戒されて、相手にしてもらえませんでした。 そこで、米山氏は、地元生産者の信頼を勝ち取るために、宮崎の地元に「塚田農場」という養鶏場を始めるという奇策?にでたのです。 資金は300万円で、手作りで農場を作り、生産方法の教えを乞い、彼らの懐に飛び込んで行ったのです。そのことで、生産者たちは、彼が本気であることを知り、受け入れてくれるようになりました。 しかし、もともとの理由は「養鶏場をもてば、『安い・美味い・新鮮』というブランドイメージでものすごく売れると感じていた。 米山氏は、通常の流通ルートの価格より高い価格を提示し、さらに生産者の生産量の全量買い付けを約束したのです。 このことで、生産者は「じとっこ」を増産でき、収入も大幅にアップしました。 当初3軒だった契約農家が、現在では、13軒に増えた。 これらの生産者の活性化が評価され「2008年 外食アワード」を受賞。リピート率6割のビジネスヒント 「APカンパニー」のリピーター率が高い理由は、徹底したお客様サービスに起因しています。番組では、そのユニークな内容を紹介していました。 原価400円のサービス 「塚田農場」では、接客スタッフに原価400円(平均客単価の1割)までのサービスを自己判断で自由に、お客様に提供させています。 それは、お客様の箸が止まり、少し残って冷めた「じとっこ」を厨房に下げて、玉ねぎとさっぱり味のドレッシングで和えて、新たな1品のように盛り付けなおして提供する。 また、「じとっこ」の油は、癖が無くとても食べやすいところから、「じとっこ」を食べ終わったお客様の油が付いた鉄板を下げて、再度鉄板を加熱して、ご飯にガーリックを加え「ガーリックライス」を作る。 その再調理した「ガーリックライス」をハート型にして再びお客様のテーブルに、という具合だ。 さらに、デザート好きな女性客には、生クリームのデザートを提供したり、誕生日客には、帰り際に、小さな容器に入れた店特性の味噌をプレゼントし、次回来店の際にこの容器を持参すると、再び、味噌を満タンに入れて貰えるとのこと。 この「原価1割還元サービス」は、お客様に、「じとっこ」を最後まで美味しく食べてもらい、再来店を促すためのサービスで、 この販促アイデアを考えたのは、若干28歳の営業本部長の大久保氏で、ディズニーランドの考え方を見習っているとのこと。 そのサービスの種類は、500種類にも上り、サービス内容の殆どは、従業員の80%を占めるアルバイトからの提案で、これらの無料サービスの内容・方法と原価は、社内イントラによって、全国どの店でも共有されていてるシステムになっているそうです。 まさに、アルバイトで運営している「ディズニーランド」の考え方を飲食業で実践しているといったところでしょうか。 米山社長曰く、「大勢のお客様に気に入られるのでなく、一部のお客様をファンにする工夫が大切。わが社のビジネスモデルは、飲食業を通じて、価値(メニューの質)と付加価値(サービス)を連動させることが根底にある」とのこと。ポスト「じとっこ養鶏戦略」とは 「じとっこ」の成功から、「APカンパニー」では、番組の冒頭で紹介していた水産品に着目して、産直システムを構築しようと画策中です。 それは、直接漁業を行なって、その漁獲物をチェーン店で提供しようとするものです。 その第一歩として、漁業権を借り受け、船と漁師を手配し、魚を獲ろうというものです。 もうすでにいくつかの小さな漁協から引き合いがあるそうです。 「じとっこ版」漁師システムが軌道に乗るか、「APカンパニー」の活動からしばらく、目を離せないようです。 日本の食物自給率を上げるための第一次産業活性化のためにも、是非、このようなビジネスモデルが成功することを願いたいものです。【プランニングのヒント】 「APカンパニー」の「プラスワンサービス」の徹底は、外食産業にとって、とても見習うべきところが多いと思います。 サービス1つだけを取り上げると、特段取り上げるほどでもないかもしれませんが、そ野サービスの種類が500種類もあり、その行使がアルバイトの裁量に任されているところに、ビジネスプランニングのヒントがありそうです。食べ具合で繰り出すサービス 最近出会ったサービスエピソードをひとつ紹介します。 筆者の地元で、30年もやっている「天ぷらや」をホームページで初めて知り、早速その店に「ランチチェック」に訪れたときのことです。 筆者は、通常、「天ぷら定食」を食する場合、最後に出てくる「かき揚げ」、同時に出てくる場合は「かき揚げ」を残して、半ライスを注文して上に載せ、その上に天つゆと熱いお茶を掛けて「天茶」を締めにしています。 高級店では、「かき揚げ」を出す前に、お客様に「天丼」にするか「天茶」にするか聞いてくれるそうですが、そんなところに行った経験が無いために、半ライスとお茶を所望して、セルフサービスで「天茶」にしています。 このときは、カウンター席で食しており、「かき揚げ」を残して「半ライス」を注文した際、それを見たカウンター内の大将が、すかさず「天丼にできますよ!」と声を掛けてくれたのです。  これがまさに、お客の心理を突いた、お客を引き付けるリピーター作りのための「プラスワン」サービスなのです。 「APカンパニー」では、この「プラスワン」のサービスメニューを500個も準備していると言うことなのです。 この数の多さは、お客様の満足度アップと同時に、行使する側の従業員のモチベーションアップにも繋がる一石二鳥のとても良いビジネスアイデアです。 この「プラスワン」サービスは、外食産業全てに通用する有効なビジネスアイデアだと思いますので、皆さんのところでも是非考えてみてください。 また、外食産業でない企業の皆さんも、この考え方を自社に応用できないか考えると、新たなサービスが生まれるかもしれません。リピーター作りのポイント APカンパニーでは、このリピーターを作ることに心掛けているのです。 リピーターを作ることは、新規客を作ることにも通じます。 そのリピーター作りのポイントは、サービスの連射です。 通常、外食チェーンのサービスは、単発で終わることが多いようですが、APカンパニーのそれは、これでもかと言うほど数多くのサービスが提供されているようです。 お客様は、そのサービスの連続性に「満足」を超えて、「感動」を覚えるのでしょう。 それは、文字通りお客様の想定外のサービスとなるからです。気になったポイント この番組で気になったことがあります。 それは、「じとっこ」居酒屋の成長が、「東国原元宮崎県知事」の在任中と時を同じくしており、番組では、そのことに一言も触れず、ひたすら「APカンパニー」の業績にスポットを当てていたところです。 筆者の記憶では、知事が宮崎県の名産として、テレビを通じて幾度となく「じとっこ」を売り込んでいる場面が思い出されます。 筆者も、いろいろな見本市取材を通じて、このマスコミを通じた東国原元宮崎県知事の広報活動は、宮崎県の県産品普及に多大な影響を与えていることを実感していました。 「APカンパニー」の成功裏には、プラスワンサービスもさることながら、県産品の広報の影響も決して侮れないコンテンツであることを認識すべきだと思います。原因究明は多岐に 他社のビジネスプランニングを真似る場合、成功した要因をどれだけ見つけ出せるかも重要なポイントです。 当事者は、自己の成功体験を中心に話したがるものですが、実は成功の影に見過ごされているコンテンツがあったりするのです。  特に、経済評論家などが分析するビジネスの成功例などは、彼らの目に留まった内容だけを紹介するため、聞かされた方も、それが全てであると勘違いしてしまうのです。 しかし、実際には、成功要因が他にもあるということを常に考えることが肝要です。 高度経済成長期のビジネスケースでは、たびたび、社会景気が成功に導いた大きな原因であったにも拘わらず、自分がやったことを成功要因として語っていたビジネスマンやビジネス活動の目に着いた現象面だけを取り上げて成功要因として分析していたコンサルタントや経済評論家のなんと多かったことか。 人間が関与するビジネス活動では、単一の要因だけでなく、いろいろな要因が絡み合って結果を出してくることが大勢です。 そのことを見誤ると、成功したビジネスプランを真似たつもりが、失敗してしまうということになりかねません。 成功したビジネスでも、当事者が気付いていない要因が結構あるものです。 これが、ビジネスの難しいところなのです。http://blog.livedoor.jp/planning_club/archives/51808836.html東日本大震災発生後、外食業界が結束し数々の支援プロジェクトを推進!「食から日本復興を!」を合言葉に、カフェカンパニー、グレイス、居酒屋協会などが復興支援に向けて立ち上がる3月11日、未曾有の大災害である東日本大震災が発生。その後今も、多くの被災者の方々は、避難先にて大変苦しい思いをされている。そして東京でも、オフィス街や繁華街の飲食店からはいつもの賑わいが消え、町はひっそりと静まりかえっている……。そんな中、外食業界の企業が次々と立ち上がり、垣根を越えて結束し、「食から日本復興を目指そう!」という言葉のもとで力強い復興支援の活動を行なっている。カフェカンパニー(代表取締役社長:楠本修二郎氏)は、「食から日本を復興する」という信念のもと、『Food As Love』を立ち上げた。被災地の方々が一日も早くあたたかい食卓を囲める日が迎えられるよう、チャリティープラットフォーム『Just Giving』を通じて、災害発生の翌日より、募金活動を開始した。募金は、カフェ・カンパニー全店舗に設置している募金箱や、Just Giving『Food As Love』のHPより可能。なお、集まった募金は、 NPO/NGO・企業・政府・行政の連携組織『CIVIC FORCE』に届けられる。こうしたカフェカンパニーの活動には、APカンパニーほか、多数の外食企業が賛同している。◆Food As Love ページ http://justgiving.jp/c/4305http://food-stadium.com/headline/001327.html   カンブリア宮殿~村上龍の経済トークライブ~9/15 (木) 22:00 ~ 22:54 (54分WTV(Ch.5)【番組概要】  客が週3回!通う驚き新・外食…生産者感動地方の食材は宝の山!無料サービスで客圧倒【番組詳細】 生産者と居酒屋ががっちりタッグを組んで、「より美味しく、より安く」を提供…こんな独自のビジネスモデルで急成長しているのが、外食企業「エー・ピーカンパニー」だ。地鶏、鮮魚、ホルモンの3業態を軸に、創業から10年で、【16ブランド】 96店を展開している。自ら農場も運営するなどして、生産から販売までを一手に扱うことで、大幅なコストダウンを実現。飲食業の枠組みを越えた“流通革命”を起こした。【インタビュアー】村上龍 小池栄子  2011年9月15日放送"漁業を営む居酒屋"現わる! 生産者も幸せにする新・外食企業ゲスト エー・ピーカンパニー 社長 米山 久(よねやま・ひさし)氏エー・ピーカンパニー 副社長  野本良平(のもと・りょうへい)氏生産者と居酒屋ががっちりタッグを組んで、「より美味しく、より安く」を提供!…こんな独自のビジネスモデルで急成長しているのが、外食企業のAPカンパニーだ。地鶏、鮮魚、ホルモンの3業態を軸に、創業からわずか10年で、16ブランド96店を展開している。APカンパニーは、生産者と直接契約し、また自ら農場も運営するなどして、生産から販売までを一貫することで大幅なコストダウンを実現。飲食業の枠組みを越えた"流通革命"を起こしている。そしてこの6月、自社で漁業に乗り出した。漁船を購入し、九州の定置網漁で獲れた魚を東京に直送する。そこではハローワークで漁師を募集、社員として雇い入れた。疲弊する日本の漁業の活性化に一役買いたいと意気込むAPカンパニー。九州の離島で朝に獲れた魚を、夜には東京の店で提供するという、独自の流通システムも作り上げている。全国各地の「生産するプロ」と、東京の「売るプロ」が対等に組んで、外食から一次産業を変える!客のリピート率6割を誇る、異色の外食ビジネスに迫る。飲食チェーンが"川下"から起こした流通革命APカンパニーの主力業態は、地鶏専門店。扱う地鶏の一つに「みやざき地頭鳥(じとっこ)」がある。実は社長の米山は、1号店を開く時、美味しいものを安く提供したいと、全国から地鶏を取り寄せては試食を繰り返したという。その中で、肉の味が美味しく、他の高級地鶏と比べて生産性が高かった宮崎県の「じとっこ」を選んだ。しかし、業者から仕入れるのは1羽単位なのに、店で売れるのはモモ肉ばかり。他の部位が残り、売れば売るほど赤字になった。そこで思いついたのが、生産者との直接取引。米山は、早速、宮崎に向かったが、いきなりやって来た東京者に生産者は首を縦に振らない・・・。ここから、米山氏の流通革命が始まった!キーワードは"リピーター獲得"!売り方に独自戦略あり!客のリピート率6割を誇るAPカンパニー。その裏には、客をもてなし尽くす独自のワザがあった。それは今、流行りの低価格戦略ではなく、"無料のサービス"で徹底的に客をもてなすということ。APカンパニーが "ジャブ"と呼ぶこのサービスは約500種類あり、じわじわと響いて客は店のファンになっていく、という仕掛け。生産者が作った「価値ある食材」を、残さず食べてもらいたいと言う気持ちから始まったというこのサービス。生産者直結だからこその接客術だ。勝負は、客が店にいる約2時間。"感動"でリピーターを増やす店舗戦略に迫る。一次産業を活性化する!鮮魚を中心とした店舗でも、生産者である漁師と直接契約を結んでいる。更に、九州の離島で朝獲れた魚を、その日のうちに東京の店に出すという離れ業も実現してみせた。魚の仕入れ全て任されているのが、副社長の野本。野本のところには、その取り組みを知って、全国の漁師から「APと組んで、衰退する地元の漁業を活性化したい」という連絡が入る。そしてこの6月、ついに自社で漁業に乗り出した。漁師は、なんと地元のハローワークで募集。"憧れ"の漁師になりたいと、大手企業を退職してまで応募して来た男性もいた。地方の一次産業の活性化に、いかに貢献できるのか・・・新しいビジネスモデルを目指す。【ゲストプロフィール<米山 久>】 1970年 東京都八王子生まれ 2001年 APカンパニーを設立。無国籍創作料理を出すダーツバーを経営 2004年 地鶏専門店「わが家」を開店 2006年 宮崎県日南市に自社養鶏場開設 2007年 地鶏専門店「塚田農場」開店 【ゲストプロフィール<野本良平>】 1965年 千葉県生まれ高校卒業後、実家の食品卸会社を手伝い、食品加工工場を始める。大手コンビ二やファーストフードとの商品開発を手がけヒット商品を出す。 2006年 回転寿司大手に入社 2008年 APカンパニー入社。調理師免許、魚食スペシャリスト他、数々の資格を取得している。 【企業情報】 創業 2001年 年商 58億円(2011年3月期)、今期80億円予定 店舗 地鶏、ホルモン、魚業態16ブランド 96店舗 従業員 1,467人(うちパート、アルバイト1,212人) http://www.wa-net.net/modules/rssc/single_feed.php?fid=40892  事業内容 外食店舗を主とする販売事業および地鶏や鮮魚の生産流通事業公開株数 545,000株(公募:350,000株 売出:195,000株)オーバーアロットメントによる売出:81,700株売買単位 100株 上場前の発行済株数 2,044,250株 上場時の発行済株数 2,394,250株 ●公開価格¥2350 仮条件上限時価総額 ¥56億2648万7500吸上資金 ¥14億7274万5000EPS  ¥185.66PER  12.6倍●比較類似とPER3082 きちり     9.3倍 単2762 三光フーズ  16.1倍 単2694 ジーテイスト  5.1倍 単3073 ダイヤモンドD 4.3倍 連3077 ホリイフード  5.8倍 単7522 ワタミ    18.4倍 連7524 マルシェ   17.0倍 単8207 テンアライド 71.6倍 連IPO詳細http://www.nji.jp/ipo/3175.htmIPOはNJI http://www.nji.jp/members.htmhttp://nji.diary.to/archives/7416337.html
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