中国山東省青島で、15日に暴徒化したデモ隊に襲撃され略奪を受けた日系スーパー
日系企業の工場や店舗が破壊されるなど中国での反日デモが拡大していることを受け、電機メーカーや流通各社は16日、被害があった一部の工場や店舗の休業を相次いで決めた。従業員の安全確保を理由に被害のなかった企業にも操業休止が拡大している。
電子部品大手のミツミ電機は16日、デモ隊により山東省青島の工場生産設備が破壊され、放火の被害もあったため稼働を18日まで停止すると発表した。ただ被害の全容は確認できていないとし、19日以降稼働できるかは未定という。工場は任天堂のゲーム機の部品製造などを手掛けている。
パナソニックも被害を受けた工場など3工場を18日まで休業することを明らかにした。