オープンエンド方式導入、ツイスト延長、時間軸引き延ばし、住宅市場中心の緩和措置、他資産の購入も匂わし、、、と直近のFOMCは満額回答。
現時点の金融政策として出すべきものを出し切って、欧州の迷走への備えを盤石にしたようです。
欧州も今の枠組みだと、債券市場はこれまでより確実に安定するので、後は『ドイツの支援+PIIGS緊縮財政』スキーム(最適通貨圏化のための集中治療室)と、これが苦しくなったときの金融緩和拡大のシーソーになるだけ。
不安定要因を減らしつつ、緩慢な回復シナリオは続く。
緩慢回復なので資源価格の上昇速度は平均的に緩やかです(つーか、資源価格がオーバースピードになるようならば緩和を控えめにし出す)。
円高も長期定着です。
で、さらに円高に振れても、再増税路線を狙ってる財務省・政府はあまり動かず、効果のない為替介入で円高対策してるフリと利権増大と政府債務増大(これも再増税への布石)の一石三鳥を狙う。
全体的なイメージとしては、今レベルの資源価格・為替レートと景気の関係が長期持続しつつ(為替レートが今より円高方向にシフトか?)、少しずつ景気回復していく感じでしょうか?
ま、国内は再増税狙いでデフレ政策持続ですから、空洞化が続き、(円高を利用して)内需系・金融含め企業の海外進出が続くのです。
海外は中韓の例を見ても分かるように、技術流出、商慣習、労働争議等々、リスクだらけですから、如何にリスクを抑えつつ収益を上げていくか、、、それが出来るとこが買い(逃避先?)なのでしょうね(^_^)v。
(補足) 反通貨ダンピング関税とか先進各国が中国向けに導入すると、資源価格の暴騰は抑えられるし、過剰な金融緩和のリスクも減るし、技術流出は減るし、安かろう悪かろうの中国製品で健康を害すリスクも減るし、いいことずくめかも知れない、、(--;