先週金曜日の米国株は小幅続伸した(DJIA +14.64 @13,306.64, NASDAQ +0.61 @3,136.42)。8月の雇用統計では非農業部門雇用者数が96,000人増と市場予想を下回ったが、追加金融緩和期待が株式相場に対するネガティブインパクトを相殺した。追加金融緩和期待により為替相場はドル安円高方向へ動いた。さらに昨日の、日経平均で191円の大幅高の後だけに反動安がある程度予想されたが、本日の日本株は意外と持ちこたえた。東証1部では、上昇銘柄数が995に対して、下落銘柄数は514となった。騰落レシオは94.83%へ低下した。東証1部の売買代金は8,171億円へ減少し、再び1兆円を割り込んだので、株式相場の脆弱さは変わらない。
TOPIXも日経平均もほぼ変わらずだった。日中の値動きも非常に小さく膠着相場だった。TOPIXも日経平均も10日移動平均線を回復し、時の利は再び買い転換した。日経平均で見ると、8月20日の戻り高値から前回(7月4日から7月25日の押し)と同じく下方新値11本下げたが、下げ幅は前回よりも小さいので押し目としては前回よりも浅い。ということは、もし反発局面に入ったら、8月20日の戻り高値を更新する可能性が高い。しかし、相場では
Anything goes.
なので常に自分のイメージと反対方向へ動いた場合に備えて、心と建て玉の準備をしておかなければならない。
TOPIX +2 @737
日経平均 -2円 @8,869円