KJ_FXtechnicalさんのブログ

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【今週の相場『勘』(2012/09/10~14)】

今週の相場『勘』ですが…

先週の米雇用統計は失業率は8.1%へ
改善したものの、非農業部門雇用者数は
予想を下回り、一気にUSD安が進みました。

今週も基本的にはUSD安基調の継続と見る
向きが多いですが、米国債金利の上昇が
USD安にブレーキを掛ける場面も見られるかも
しれません。

一方で、世界経済の不透明感は引き続いており、
中期的にはこの流れは継続しないと考えています。
最近証券会社の方と話したのですが、いわゆる
『危機』は秋によく起こるそうです。
確かにリーマンショックも秋でしたし、遡れば日本の
長銀、日債銀、山一證券の破綻も、10月~12月でした。
秋に向けて相場の急変に気をつけておきたいですね。

今週は欧州では12日にドイツの連邦裁判所でESMの
合憲性をめぐる判断提示、14~15日に財務省会合、
アメリカでは13日にFOMC及びバーナンキ議長の会見が
あります。QE3はこのタイミングでは無いと言われていますが、
どうなるか、注目です。


【テクニカル分析(日足)】

USDJPY
先週は一時79円にタッチするまで回復したのですが、
雇用統計を受けて一気に下押し。78円割れの水準まで
売り込まれました。
78円を割れてくると、介入警戒感がじわじわと出てきそうですが、
この水準ではまだ日銀も動けないでしょう。
加えて、日本は政治的なイベントが控えています。
この状況では政府・日銀は思い切った判断を下すことは
できず、催促相場で徐々に下押し、といった展開も十分
ありえそうです。あるとしたら76円前後でしょうか。

テクニカル的には基本下方向、ただ、78円ミドル程度までは
反発する場面もあろうかと思っています。

EURUSD
USD売りの流れを受けて徐々に値を上げていましたが、
金曜日には180Pipsを超える大幅続伸。一気に1.28台に
乗せてきました。ここまでくると1.30が見えてきます。
この辺りにはオプションバリアやストップがありそうですね。
とりあえず12日のドイツ連邦裁判所の判断に注目です。
場合によっては冷や水を浴びせられることもあるかもしれません。

GBPUSD
こちらもEURUSD同様。5月以来の1.60台に乗せてきました。
現状は週足の一目雲上限を少し抜けたところ。
上抜けを維持できるか、それとも戻されるか、難しいところです。
ちなみに、今年の高値は4月末の1.63ですから、当面は
この水準を睨みつつの展開になりそうですね。
今週は12日に英雇用統計を控えています。

AUDUSD
こちらは他のストレート通貨に比べると調整が入っていて
出遅れましたが、木金で大きく回復してきました。
日足一目の雲上限を抜けて、基準線の辺りです。
まだ上昇トレンドへの回復とはいえませんので、
ポジション取りには注意が必要です。中国は株価の低迷が
続いており、景気減速感が払拭できません。
木金の上昇はUSD売りからのAUD買いですから、
AUDが単独で買われる状況にならない限り、
調整地合いは普遍と見ています。







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