特に中小型銘柄、とりわけ新興市場に上場する企業に提案したい。
株価がPBR1倍割れを起こした場合、必ず自社株買いを行うよう明言することを、私は提案します。
その場合の買い付け目標平均株価を一株純資産額に想定し、自社株買いを銀行等の実際の融資先に了解をもらうことは、自社の資産が適正な会計処理をなされたものであるという証明にもなります。
会計不審により始まった新興市場相場暴落に、該当する企業ではないことを宣言する行為にもなります。
また低水準に留まる銘柄だけでなく、好業績を株主に約束する企業も、目標とする業績に見合った株価水準を基準とした自社株買いを行うことによって、株主や融資先に本気で業績達成を誓うことにもなります。
相場の低迷によって、今後の株主総会の運営に支障をきたさないためにも、各企業にはぜひ検討をしていただきたいと思います。