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389メートル 長~いホームお披露目 

 

 







追い越し列車があるとき普通列車は右側線路に待避する=大田区で





 

 駅周辺の高架化事業の完了を前に大田区の京急蒲田駅で八日、新設された三階ホームなどが一般公開された。高架化で下り線路は地上約十八メートルに敷設され、ホームは五、六階建てビルに相当し、京急線で最も高い。見学会に訪れた親子連れら約三千人は眺望を楽しんだ。

 

 品川-横浜方面を結ぶ本線と、羽田空港につながる空港線の分岐点となる駅舎は、一階の東西連絡通路と二階の上り線ホームの間に改札ができる。三階は下り本線と空港線のホームとなる。ホームの延長も京急線最長の三百八十九メートル。十二両編成と六両編成の電車が本線上に同時に停車でき、待避も可能だ。高架化により、箱根駅伝の際、選手の走りを妨げないようダイヤの一部変更で対応してきた駅前の国道15号踏切など、踏切二十八カ所(撤去済み四カ所を含む)がなくなる。


 見学会では、運行の様子を示すプラレール模型や工事の概要を紹介するパネルも展示された。三階ホームからは、天気がよければ東京スカイツリーを眺めることができるが、この日は雲にさえぎられ見えなかった。



 駅前で新幹線の車体制御部品を長年製造してきた金属加工業の岩井仁(まこと)さん(76)は「大きくて新幹線が止まるホームのようだ」と、自らの仕事と重ね合わせ感慨深げ。開かずの踏切のせいで、近所に行くのに三十分以上かかることもあったという。妻の茂子さん(76)は「便利になる日を楽しみにしていました」と話した。



 京急蒲田駅の一日平均乗降数は四万六千五百六十四人(二〇一一年度)。高架化後の輸送力増強や空港利用者増大で増加も見込まれる。高架化事業は都が中心となり二〇〇〇年十二月から、京急蒲田周辺の京急本線と空港線の計六キロ区間で進めている。

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